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大丈夫やで 〜ばあちゃん助産師(せんせい)のお産と育児のはなし〜 坂本フジエ著

2026年5月2日

育児の孤独を救った一冊の本『大丈夫やで』との出会い

先日、4月の世界ウーマンmeet upに参加しました。「ティーンの子育て」がテーマだったこの回で、皆さんの話を聞き、また私自身も話すことで、学びや気づきを得ることができました。

この会に参加したことで思い出して、棚の奥から引っ張り出した一冊の本があります。

それがこちらの『大丈夫やで』です。

伝説のおばあちゃん助産師、坂本フジヱさんが書いたこの本を、思い通りに行かない子育てを「苦しい」と感じていた頃に、芸能人の方が紹介されていたのを偶然見かけ、すぐに購入しました。

この本で坂本さんから学んだことは子育てのことだけではなく、夫婦のあり方や、「女性とは・男性とは」というより深いことについても考えるきっかけをもらいました。

 

「こんなはずじゃなかった」連続の子育て

私は出産や子育てがどんなものかよく分からないまま、20代で一人目を出産しました。

末っ子として育ったこと、そして10代から日本を離れ海外生活をしてきた私は、甥や姪はいるものの、身近で赤ちゃんとの時間を経験しないまま自分自身が妊娠・出産をし、子育てが始まりました。

一人目の出産後、幼稚園に入る前頃までは「こんなはずじゃなかった」の連続でした。そんな時に出会ったのが、この『大丈夫やで』です。

本を読み始めてまず思ったことは、「もっと早くこの本と出会っていたらよかった!!」ということです。

赤ちゃんを産み育てるということがどんなことかを理解できていなかった私に響く、坂本さんの数々の言葉に、時に反省し、時に励まされました。

世界ウーマンのmeet upの時に、私は「一人目の子育てをもう一度やり直したい」と言ったのですが、その言葉の背景でもあります。

今、すでにティーンの娘をもう一度赤ちゃんから育てることはできませんが、「いつか孫が生まれたら、ただただ愛情をもってかわいがろう!」と今からそう決めています(笑)。

 

「一人頑張り期」に響いた、男女の役割についての教訓

子育ての「こんなはずじゃなかった」期に、フルタイムで会社員として働く、いわゆる社会復帰もしました。

今から10年以上前の当時、すでに男女平等の概念が大きくメディアで取り上げられ、主にヨーロッパなどで男性も家事をすることなどが広く認知され始めていた頃です。

子どもも小さくフルタイムで働いていた私は、日々なんとなくイライラしたり、自分ばかり頑張っているような気持ちになることがありました。

今思えば、夫はすべてを私に押し付けていたわけではないですが、当時は勝手な被害者意識を持っていた私です。

身近な人たちを見ても、インドネシアでは私たちの親世代は「女性は家庭に」という考えの方々も多いですが、子育てをしながら働く女性も多いです。

住み込みでシッターやお手伝いさんを日本よりも手軽に雇えることが、ワーキングママ・パパの大変さを軽減できていると思います。

そんな「一人頑張り期」の私にまた響くのが、坂本さんの「男と女はそもそも同じではない」という言葉です。

坂本さんが綴った文章を読み、「私の、そして夫の役割は何なのか」「夫にしてほしいことは何なのか」「私にできることは何なのか」を考えました。

今振り返ると、この本を読んでいなかったら、我が家の夫婦関係は今よりもとても悪いものになっていたかもしれません。

 

ガチガチの頭をほぐし、ゆるやかなパートナーシップへ

パートナーシップや、家庭や社会での男女平等についての考えは人それぞれです。

各家庭やカップルでルールや考え方も違うことでしょう。

我が家の場合は、夫は自然体でいたのに、私だけがガチガチの頭で持っていた「女性の私だけがいろいろ頑張っている気がする」という考え。

これを一度改めることで、「ゆるく」二人の子育てをこれまでできてきたのだと思います。

ティーン・プレティーンの子育ては、まだあと数年あります。

久々に引っ張り出した『大丈夫やで』を、今からもう一度読み返すことにします。

坂本さんの本で変わることができた私の体験談とシェアが、また誰かのためになりますように。

参考記事、動画:坂本さんご自身が子育て、少子化、男女平等などについて語っています。

助産師・坂本フジヱさん「男と女が同じなら、そらセックスもせん」:日経ビジネス電子版

【伝説の助産師】坂本フジヱ先生 追悼動画 – YouTube

Written by スパルディ杏子(インドネシア)

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