2日目は、代表者会議がありました。
各県人会の紹介や活動報告、県人会ネットワークの活用について意見交換をしてきました。
1時間半の予定でしたが議論がとても盛り上がり、時間が来ていったん閉じた後も昼食をとりながら意見交換をさせてもらいました。
福岡県の若い世代からもグローバル人材をより多く輩出していくために、先に海外に出ている者の経験や想い、様々な提案が出てきて、とても勉強になりました。
それぞれの理由で海外に住むことになったわけですが、海外に住むということはやはり楽ではないというのは共通の認識であるようでした。
でも、だからこそ、より多くの若者に挑戦してほしいという想いもあります。そのために、各県人会の方で、もしくは個人でできることがあるのかを考える良い機会となったと思います。
3日目は、ふるさと巡りのバスツアー。
この日は完全に観光モードで楽しませてもらいました。
私は、福岡市出身ですが、北九州を選択。お隣なのにあまり行ったことがなく、妹の旦那さんが北九州出身ということや海外に出てからよく北九州の人と知り合うのでとても興味がありました。
上の写真は、門司港駅前にて撮影したもの。
門司港駅は駅として日本で初めて国の重要文化財に指定されています。東京駅にも似たレトロな雰囲気で、大正ロマンが漂う街並み。
門司港から出ているトロッコ潮風号に乗りました。
一緒に写っているのは、台湾福岡県人会梅友会の吉岡会長とアルゼンチン福岡県人会の杉野ニコラスさん。
その後、関門海峡、TOTOミュージアム、旧蔵内邸、築上町物産館メタセの杜、溝上酒造の見学と盛りだくさんのツアーでした。
特に築上町の旧蔵内邸は、初めて訪れたにも関わらずとても懐かしい気持ちがして、「ふるさと」の曲がとても似合う場所。
町長さん自らのおもてなしで、特別に旧蔵内邸の中で仕出し弁当もいただき、快晴の空の元、炭鉱全盛期に思いを馳せました。
渋滞にも巻き込まれたこともあり(福岡都市高速の通勤ラッシュも名物)、福岡市内に戻ってきたのは夜9時近く。
充実した思い出と心地よい疲れに満たされながら、ホテルに戻って就寝。最終日に備えます。
4日目、最終日は天神中央公園で開催された、ふくおか町村/県人会フェアからはじまりました。
写真を撮っていなかったのですが、福岡県の町や村から特産品の即売会が開催されていました。
みやこ町の鹿のソーセージを食べていたら、とある福岡県人会の会長さんがビールをおごってくれました。さすが福岡県人、まだ午前中です笑
希望者のみですが、着物体験やカラオケ大会も開催され、参加者たちはとても楽しんでいました。
それから場所を変えて、西鉄ソラリアホテルにて、生活改善セミナー。
九州大学から二人の先生をお招きして、日本食の素晴らしさと遠隔医療交流についてのレクチャーがありました。
そしていよいよ、さよならパーティーです。エントランスではお琴とお茶のおもてなしも。
この毎日盛りだくさんの内容だったのに、これでいよいよ最後です。
この4日間にずいぶん知り合いができたので、写真を撮ったり名残惜しんだりと美味しそうな料理を食べる間もあまりないほど。
でも、ケータリングで来ていた久留米ラーメンはしっかりいただきました。(「モヒカンらーめん味壱家」さん美味しかったです!)
舞台の方では和太鼓やブラスバンド、カラオケ大会受賞者と福岡県出身の歌手による歌唱など会場のボルテージは最高潮に。
そして、最後は全員で炭坑節を踊り大いに盛り上がりました。
このパーティーの中で次回の開催地の発表があり、3年後の2022年はペルーとのこと。
南米へは行ったことがないので、ぜひ行きたい!その際には今回知り合った、アルゼンチン福岡県人会、ブラジル福岡県人会、コロンビア県人会、メキシコ福岡県人会などなど、周辺の福岡県人会も訪問したいです。
距離が遠く、言語や治安面でも心配があってハードルが高く感じていた南米でしたが、そこに住んでいる人たちに実際に出会い、ずっと前から知っているような感覚、親戚に会いにいくような感覚を抱いてしまいます。同じルーツを持つせいでしょうか。
それこそまさに、この大会のスローガン、「ルーツは福岡、夢は世界へ。集う我ら、広がる絆」を体現していると言えるでしょう。
今後もこの会が続いていき、福岡県人会のネットワークを通して、より多くの福岡県のお役に立てることを願って止みません。
Written by 藤村ローズ(オランダ)
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