ポピュラーなルートは、1日目にブラジル側からスタートし、大小300の滝が3キロ以上続く滝の全貌を見学します。
まずはビジターセンターへ行って、国立公園内に入るチケットを買います。そこから滝を見渡せる遊歩道までは、公園内を走る二階建てバスに乗るのですが、この列がいつ行っても混んでる!
時間を無駄にせず滝をたっぷり楽しむには、ガイド付きツアーまたは個人手配する事をお勧めします。
国立公園内へ一般車が入ることはできないため、特別許可を受けた旅行社の車で、翌日のアルゼンチン国境越え含めて2日間移動しましょう。日本やサンパウロの旅行社で現地発で申し込めば、より滝を堪能できるでしょう。
ブラジル側の滝を見るスタート地点、遊歩道前には国立公園内唯一のホテル、ホテル・ダス・カタラタス(Hotel Das Cataratas)があります。もし、予算に余裕があればこのホテルに是非泊まって下さい。
ホテル自体の素晴らしさは勿論、朝早く起きて滝を見ながらの散歩は他ではできない贅沢です。また。ホテル最上階にある見晴台から見る滝も、ここからだけの景色です。
ブラジル側遊歩道は、ゆっくり歩いて1時間半くらい。ここから見える滝は殆どがアルゼンチン側にあるものですが、それぞれの角度で趣が違います。
ちなみに、水力発電の関係で月曜日は水量制限をしています。従って少し控えめなのですが、3度目に行った時は、前日に雨が降り月曜日でもなかなの迫力でした。
これが旅の面白さですね。例外的にラッキーな事が起こるから、旅はやめられない!
遊歩道は舗装してあるので、私はいつもビーチサンダルで歩いてます。スニーカーだと、場所によっては足元までびしょ濡れになるからです。
遊歩道を3分の2くらい行ったところに突き出たコーナーがあります。一番滝に近づける場所で滝の迫力を存分に味わえます。
カッパをご用意下さい。傘は役に立ちません。
ビジターセンターのギフトショップで裾が長いものを売っています。2種類ありますが、このカッパ、もう一度活躍の場があるので、丈夫な方をお勧めします。
そして最後は、展望エレベーターが、凄まじく流れ落ちる壮大な景色を上から眺めることのできる場所へ案内してくれます。
水量もさることながら、その爆音は是非ともライブで味わって下さい。
沢山歩いた後は、対岸のアルゼンチンが見渡せるテラスレストランでビュッフェランチです。滝から舞い上がる水しぶきを浴びながらマイナスイオンランチを楽しみましょう。
午後からはいよいよメインイベントのボートツアーです。まずは、ジープに乗ってジャングルドライブしながら船着場まで行きます。
ここからはエンジン付きゴムボートに乗り替えて激しいクルーズの始まり、始まり!ボートは川を下り、いくつかの滝に突っ込んで行きます。
そう、再びカッパ活躍!ボートの係員は、反応を見ながらさらに煽るような操縦をします。服の下に水着を着て、さらにカッパにライフジャケットという出で立ちで乗り込んだ観光客達は大絶叫です。
頭の先からつま先まで、まさにビッショリ、なぜかテンションも最高潮。ハイな気分で見知らぬ人同士、下船する頃には謎の連帯感に包まれます。
ちなみに、カッパってポルトガル語なんですよ。売店で「カッパ!」って叫べは通じます。あと、ジプロックとかもあると何かと便利です。
びしょ濡れのまま、ホテルへチェックイン。すぐにシャワー浴びましょうね、冷えますから。大興奮のうちに1日目は終了です。
(後編に続く)
【後編】は、「ツアー2日目アルゼンチン側から見るまた一味違ったイグアスの滝」のご紹介です。2020年1月10日に公開予定。お楽しみに♪
Written by 岩井真理(ブラジル)
1 2