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広がるパンデミック!海外から帰国したら、こんな事が待っている

2020年5月4日
岩井真理 (ブラジル)

3〜6時間はかかる検疫検査は気力・体力との戦い

たどり着いた日本では、さらに大きな作業が待っています。「検疫検査」です。

3月末にロンド経由で帰国した人は、まだ検査は無かったようです。それでも、国内線の利用は不可、ホテルで2週間の自主待機を余儀なくされたことは同じです。

現在は、「感染症危険情報レベル3」の国から帰国したら、必ず検査が実施されます。

かなり忍耐のいるプロセスになるので、以下、これから帰国される方のご参考になればと思い、まとめてみました。

以前に比べて、対応スピードは速くなっているようですが、それでも空港到着から政府指定のホテルへチェックインするまで3〜6時間はかかるので、気力・体力との戦いです。

1. 到着後、機内にて質問表書類を書く。1〜2時間ほど機内で待機

2. その間に、レベル3ではない国から搭乗した人から先に降りる

3. その後、①子連れ ②自宅があり迎えがある人 ③ホテル宿泊、迎えがある人 ④ホテル宿泊、移動手段がない人の順で降りる

4. 空港内廊下に、1メートル間隔で置かれた椅子に座って待機

5. 10人単位のグループで移動し、書類記入(検査結果を通知するメルアドと電話番号をきかれる)と、検温をする

6. 検査キットを受け取り、PCT検査を受ける(検査は、鼻の奥まで綿棒を入れてる、子供も同様)

7. 再び、自宅またはホテル待機組に分かれて椅子に座って待つ

8. 自宅待機かつ自力で移動できる人は、説明を聞いた後、入国審査、荷物受取、帰路につく(公共交通機関は使えない)→自宅で検査結果待ち(この連絡が遅くギリギリ2週間後に連絡が来る様子)

9. ホテル待機組も、入国審査、荷物を受け取り、空港待機場所に移動し1時間程待機(軽食が配布)

10. ホテル待機組は、自ら予約したホテルへ直接行けず、政府指定ホテルへ移動(成田周辺はホテル不足であり、中部空港セントレアへの移動を希望する人を募る)

11. 政府の用意したバスで、15人単位で、何箇所かの指定ホテルへ移動(バスの係員は防護服。バスの中はビニールの仕切りと座席カバーに覆われている。マスク着用、運転手に話しかけてはいけない)

12. ホテル到着後は、バスの中で待機し、呼ばれたら割り当てられた部屋へ直接行く

13. 客室ドアは開いたまま、鍵はドアに刺さっている

14. 検査結果が出るまで、2泊3日指定ホテルで待機する

15. おにぎり、カップ麺、味噌汁などの食事が配布される(ここまで、到着から3〜6時間)

16. 翌日より、1日3回食事はドアにかけられ、部屋の清掃はなく、ゴミを廊下に出す。入浴は可能。必要なお知らせは館内放送で流れる。

17. 毎日検温

18. 結果が出るまで、外出禁止(結果判定まで2日程度)

19. 検査結果は、2日目の午前中にホテルの自室へ電話で知らせが来る。(口頭)

20. 陰性となり症状も無ければ、3日目(午前10時ごろ)順番が来たら、館内放送で呼ばれ、指定のバスで一旦空港へもどる

21. その後、各自自分で予約したホテルへ移動し、自粛生活に入る。(ただし、公共交通機関使用不可、食事の調達などの外出のみ可能)

22. 結果で陽性となれば、即入院

23. 後日、指定のメールアドレスへも検査結果が届く

(次ページへ続く)

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