昨今流行っていたZARAやH&Mのファストファッション、そして安くて良いものが手に入るユニクロやGU、皆さんも買ったことがあるのではないでしょうか。私も大好きでした。今でもお世話になっている服が沢山あります。
ですが、どうでしょう。そういった服を一生着るつもりで買ったことはありますか?
「流行らなくなったら捨てればいい」「安いからダメになったらまた買えばいい」と、大切に扱うことを忘れてしまっていませんか?
白無地のTシャツを一枚作るのに水が2700リットル、バスタブ30杯分も必要なのはご存知でしょうか。
かつての日本は、本当に貴重な布で着物を縫い、それを子供から大人になるまで裾の長さを調節しながら着ていました。「本当に大切にできる服と、一生を共にしよう」と思えるのって素敵だと思いませんか。
もし服を手放す時が来たとしても、とても大切な服だったら、大事にしてくれる人のところに寄付したいと思えると思いませんか。
捨てるものをなるべく減らし、断捨離をするくらいなら最初から買わないというくらい、真剣に考えていきたいですね。
少しくらいダメージのある服でも寄付すれば、廃品回収に出せば、誰かが役に立ててくれるかもしれないと思っていませんか。
その行く先のほとんどは、結局埋め立て地や焼却炉です。リサイクルできるものなんて、ほんとはわずかだそうです。ダメージのある服は自分だって着ないのに、他の人も着たいとは思わないはずです。
それならすでにダメージのある服は自分で裁断して、お掃除道具にしませんか?我が家ではいらなくなった服は、食器の油汚れを拭くのに使っています。
油を排水口にそのまま流すと、きれいにするために大量の水が必要だそうです。フライパンや脂っこいお皿はまず布で吸い取ってから洗うと、環境への負荷をすこし減らせるのではないでしょうか。
トイレ掃除に使っている家庭もあるそうです。日本ではお掃除してそのままトイレに流すトイレクリーナーがありますが、それも毎日使っていたら資源を大量消費していることになってしまいますね。
このコラムをきっかけに、古着の寄付やこれから買う服について、少しでも考え、関心を持っていただけたらとても幸いです。
そしてこの記事について、是非ご家族やお友達に話してみてください。それが問題に取り組む一歩になります。
参考:大量の古着、いったいどこへ たどった先で見た驚きの「古着経済」
Written by 竹田あすか(ルワンダ)
1 2