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もし家族がコロナ陽性になったら?自宅隔離のやり方、気を付けること

2022年2月8日
藤村ローズ (オランダ)

自主隔離中の家族の過ごし方

最近は感染者が多いので検査場も混み合っていると聞いていたが、30分ほど離れた検査場で当日の予約が取れた。

検査場はドライブスルー方式だった。検査場によっては建物の中に入って並ぶところもあるが、陰性の場合は逆にもらってきそうな気がしたので、ドライブスルー方式はいいと思う。(オランダのドライブスルー検査場の様子

PCR検査は私も経験があるが、まず喉、そして鼻の結構奥をグリグリするので、何度やっても好きになれないが、息子は意外と強い(笑)検査が終わるとすぐに帰宅し、できるだけそれぞれ自室で過ごすことにした。

結果は、翌日Eメールで届いた。陰性の場合は本文中に「陰性でした」と書いているのだが、今回は「コロナアプリを確認してください」と書いてあった。

確認すると、「あなたは陽性です」の文字。9割方そうだと思っていたのでショックはなかったが、はっきりしたことで対策がとりやすい。

基本的に同じ空間で過ごさない。もちろん食事も別。時間をずらして、一人ずつ食卓でとることにした。普段は一緒に過ごす食事の時間を大切にしているので、同じ家にいても一緒にいないような気がして孤独を感じた。

用事がある時は、ドアの外から、もしくは1.5m以上離れて会話した。息子の顔を見るとたまにハグしたくなるが、それも我慢。水回りやドアノブなどは共有になるので、アルコール消毒をするようにした。

 

陰性に戻るまでの経過

幸い症状は非常に軽く、というか元から熱も出ず、鼻と喉の症状だけなので、息子は元気そのもの。エネルギーが余っているので部屋でリフティングしたり、ジャンプして天井にタッチしたり、力を持て余して大変そうだった。

陽性確定後に保健所から電話があり、症状の確認と、1週間経ったら症状がなかったら学校に戻っていいと伝えられた。

意外だったのは、「もうPCRはしなくていい」「ブースターを打っていたら隔離不要」「しばらくセルフチェックは陽性のままかもしれないが、症状がなければ症状が出て1週間後から普通の生活に戻ってもいい」と言われたこと。

「だから感染者が減らないのか」とも思ったが、オミクロンの症状は基本的に非常に軽いので、新規感染者の数はあまり気にしていないのかもしれない。

6日目の夜またセルフチェックをさせてみたら、1本線の陰性に。翌朝も陰性だったので、息子は晴れて学校に戻ることができた。

久しぶりの学校から戻った息子はとても嬉しそうだった。他のクラスメート3人が欠席だったとのこと。息子もきっと他の誰かからもらってきたのだろう。

でも全員が軽い風邪のような症状なので、感染することで免疫がつき、新型コロナの収束に貢献できたと考えたい。ただワクチン未接種の場合や体質・体調によっては発熱などもっと強い症状も現れるとのこと。

初期の頃は私も極度に恐れていたが、家族が実際に陽性になってみて、「コロナもほぼ風邪になったのかも」と思い始めた。今後も気を付けつつ、リアルな社会活動も大切にしていきたい。

Written by 藤村ローズ(オランダ)

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