ベビーシャワー会場、主役の座る「ステージ」
出産を間近に控えている妊婦さんと赤ちゃんを祝福する「ベビーシャワー」に参加したことはありますか?北米ではお馴染みですが、最近は世界各国にも浸透しつつあるようですね。
もうすぐ生まれてくる赤ちゃんと出産を控えた妊婦さん、そして赤ちゃんを迎える家族全員への祝福であると同時に、赤ちゃんを迎えるにあたっての諸々の出費をみんなで補助するという実質的な目的もあります。
家族や友達全員で祝うこともありますが、女性のみのイベントが多いです。開催される時期も妊娠が安定な7~8カ月を目安としていますが、出産後に開催される場合もあります。
ベビーシャワーは出産前のイベントと思っていた私は、カナダに来て出産後に開催されることに驚き、聞いてみると、妊婦さんの希望によるものだそうです。性別や必需品が確定してからを好む方もいるとか。
北米在住28年の間に数多くのベビーシャワーに、妊婦として、ゲストとして参加しましたが、新しい命が生まれてくる喜びと期待感が高まること間違いなし!
妊婦さんもゲストもみんなが楽しみにするベビーシャワーですが、先月幹事の一人として初めてベビーシャワーを開催し、少し違う形で楽しむことができました。
その時のベビーシャワーの様子を含め、ご紹介したいと思います。
注目を浴びたベビーシャワーケーキとカップケーキ
当日の準備は会場の飾り付けから始まります。会場の空間を淡いピンクのベビーシャワー専用の装飾品で飾るだけで、ワクワクしてきます。
今回の赤ちゃんは女の子ですので、壁の飾り付けからナプキン、紙プレート、テーブルクロス、ケーキまで会場はピンクで染まりました。ちなみに男の子の場合、水色一色になることが多いです。
ベビー服の形に切り取った紙に、BABYSHOWERのアルファベットの綴りを一つ一つ貼り、糸で吊るし、ベビー服を洗濯バサミで留め、壁面に取り付けました。
風船を主役席の後ろに置き、真ん中には主役の妊婦さん、その隣に出産祝いのプレゼント、反対側にはケーキが並びました。
場の雰囲気を盛り上げる定番の「おむつケーキ」は今回はありませんでしたが、簡単な飾り付けだけで会場が一変しました。
開催時間によって準備する料理は少し異なりますが、今回のシャワーは夜7時スタートでしたので、チーズやクラッカー、フルーツ、クッキーなど、片手で手軽に食べられる簡単なスイーツやスナックを用意しました。
その中でもケーキは注目を集める主役でもあります。今回のケーキはバニラ味のスポンジにラズベリーソースを塗った3段のショートケーキ。
程よい甘さのピンクのバタークリームがケーキを包み、上には花びらの中で眠っている赤ちゃんが!その周りをチョコレート味のカップケーキが囲むように配置されていました。
可愛さ百点満点のこのケーキは、ゲストの一人が立候補して作ってくれたものです。彼女は昔自分のお店を持っていたということが後で分かり、ケーキの仕上がりがプロであることに誰もが納得したのでした。
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