チリ・サンチャゴ空港チェックインカウンター前
2022年1月末、私たち夫婦は日本へ一時帰国しました。ユナイテッド航空にて米国ヒューストンを経由して、成田空港に到着。
現在チリは「強制隔離3日間」の指定地域のため、私たち夫婦は、別部屋・同ホテルを希望し「アパホテル東京潮見駅前」の隔離施設へと送られました。この隔離期間中は一歩も部屋を出られません。
今回はコロナ禍での事前準備や空港の様子、また強制隔離施設での滞在についてレポートします。
時期や混み具合によって変わる部分も多いですが、これから日本へ帰国する方への参考になればと思います。
一時帰国を決めてまず始めにするのは、航空券の手配。普段私たちは航空会社のサイトから直接チケットを購入しますが、今回はチリ現地の日系旅行代理店を利用しました。
コロナ禍により、便や経由地の変更、また各国の出入国ルール変更などが多発するので、情報提供や細かなサポートを受けられるのは助かります。
日本入国に必要な書類やアプリなどに関しては、ANAのチェックリストがよくまとまっており、参考になりました。
朝6時でも席が埋まっているヒューストン空港内フードコート
乗り継ぎがある人は、経由国のルールも確認する必要があります。
現在日本は「出国72時間前以内のPCR陰性証明」で入国可能ですが、私たちの場合は米国経由だったため、米国の入国ルール「出国1日前以内の陰性証明」および「ワクチン接種証明」が必要でした。
私たちがチリの病院から受け取った陰性証明書には、検査日や生年月日が間違って記載されていました。証明書は必ず受け取ったその場で内容確認しましょう。
ユナイテッド航空では、事前にWebページでのワクチン証明・陰性証明などの必要書類アップロードを推奨しています。
出発前夜、遅い時間まで作業が必要でしたが、この事前申請でオールクリアとなっていたので、当日に書類不備や搭乗拒否はないだろうことが分かり安心でした。
「コロナだから空いているのかも…」と思っていた各国の空港の様子ですが、夏休みシーズンのチリでは、チェックインカウンターや荷物検査は長蛇の列。
経由地のヒューストンもいつも通りの人混み具合で、入国審査のレーンではかなり待たされました。時間に余裕をもったスケジュールをオススメします。
左:ヒューストン-成田線の機内食 右:ヒューストン・ポラリスラウンジではアラカルトダイニングも利用可
空港の免税店やビジネスラウンジはアメリカ、チリともに復活しており、シャワーなどの水回りも利用できました。
機内では食事サービスが若干簡易化されていますが、特段不便は感じないレベルです。
チリからアメリカまでのフライトは8割程度の搭乗率。乗継のヒューストンでも、出発便の電光掲示板にはズラリとフライト情報が並び、「だいぶ通常の雰囲気に戻ってきたな」と感じていました。
そんな中、成田行きの飛行機へ搭乗したら、2割程度の搭乗率。
「日本への出入国はまだハードルが高いのだろうか」と思いながら、便は成田に到着しました。
飛行機が成田に到着すると、まずは日本入国者だけが先に空港内へと案内されました。私たちの便からはたったの5人。あとの乗客はみんな乗継だったようです。
空港内には他便からの乗客もほとんどおらず、水を打ったように静かな空港の様子に衝撃を受けました。
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