自分のことが理解できたなら、次は応募したい会社について、ホームページなどで調べます。「②相手を知る=会社理解」のステップです。
「どんなことをしている会社か、何を世の中に発信しているのか」を確認します。求人票をもう一度よく読み込むのも良いでしょう。周りにその会社や同業界で働く方がいたら、訊いてみるのも良いですね。
そして、応募したい職種についても考えてみましょう。「③求められていることを理解する」です。
このポジションにはどんな人材が求められているのかを理解します。同じ職種の募集だとしても、今回募集している求人への要求を読み解きます。
複数のサイトに求人募集をしている会社もありますので、それぞれの募集内容などを確認しましょう。媒体によって、ちょっとしたニュアンスを変えて書いているものもあります。
次の「④提供できることを整理する」では、その求められていることに対して自分は何が提供できるのかを整理します。ここが大切です。
新卒でない限り、企業は「即戦力」を求めています。経験のある職種ならもちろん、そうでないとしても、今までの社会人経験が何らかの形で活かせて、そのポジションに役立つ人を探しているのです。
少なくともいくつかの要素が適していなければ、あなたに合った仕事とは言えません。必ずしも経験値が一致している必要はないけれど、「そのポジションであなたのこれまで培ったスキルや強みが活かせるか?」と言うことです。
ここまでキチンと確認してから、履歴書や職務経歴書を書いて、面接対策に入ります。「⑤履歴書・面接対策する」です。
しっかりとステップを踏んで内省をしていれば、ターゲットは合っていますので、自信を持ってください。
履歴書の応募動機や自己PRもスラスラ書けるはずです。いきなり求人票を見ていきなり応募するのとは全然違います。
応募する先も、やみくもに決めているわけではないので、企業側からも可能性や期待値が上がりますし、そこで働いているイメージも湧きます。
よく、採用試験を受けてもなかなか受からないという方、「年齢ですかね?」とか「未経験OKって建前ですよね?」とおっしゃいます。もちろん、全くないわけではありませんが、受からないのは受けるところを間違っている可能性が大です。
つまり、元を正せば、自分のことが良く見えてなくて、イメージだけで受けているので、自分にマッチしないターゲットばかりに当たっているのです。
上記のステップをちゃんと丁寧に踏んでいけば、少なくとも軸は合うはずです。
それでも、面接を受けながらも、気持ちは揺れるものです。かく言う私も、とある面接に行き、面接官と話しているうちに、「あれ?やっぱりコレはやりたい事と、少し違うかな?」なんてことに気付いたことがあります。
2次面接の席で、あれこれ質問しました。自分でもなぜだか分かりませんが、「こんなこと言えば落ちるなぁ」とは思ったけど、本心を言わずに終われない気持ちになりました。
すると責任者の方が、「なるほど、よく考えが分かりました。「それならこのポジションではないけど、あなたにやって欲しい仕事があります」とおっしゃったのです。えっ!?
そこで、皆さんにお勧めしたいのは、少しでも興味の持てる仕事なら、応募して面接に進むのもアリだと思います。
なぜなら、書いてあること以外にも何かを見つけることもできるし、その職場の雰囲気を肌で感じることもできます。そして、面接官と対話することで、自分の中の本当の気持ちに気づくチャンスに巡り合えるかもしれません。
面接とは、雇い主が応募者をジャッジするのと同時に、応募者もここで働けるのかを見極める機会です。
百聞は一見にしかず、全く見当外れな応募は感心しませんが、ちょっとでも感じるものがあれば、ぜひお話を聞きに行き、そこで自分が役に立てるのかをみてきましょう。
自己理解を深めた上で、自分に素直になることが大切ですね。真の自分をいかに出せるか!それが、面接対策のキモです。
いかがでしたか?就活のコツ、ご理解いただけましたか?
自分を知らずして戦うことはできません。実は自己理解とは、時として痛みも伴う作業なのですが、是非とも自分に関心持って、内省を深めて下さいね。
そして、今日も迷える就活中の皆さんの応援団として、私も一緒に活動します。ご質問などありましたら、お問合せ下さい。
Written by 岩井真理(日本)
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