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「ノマドの聖地」ジョージアに移住!ジョージアって一体どんな国?

2022年3月14日
宮下なみ子 (ジョージア)

地方都市クタイシの中心地の様子

ロシアのウクライナ侵攻による影響は?

前述の通り、2022年2月下旬にロシアがウクライナに軍事侵攻しました。街が戦火に包まれた様子は世界中で報道され、本コラム執筆時点でも状況が刻々と変わっています。

ジョージアの人々も、皆さんと同じ気持ちで、ウクライナの人々の平和が不当に脅かされたことに強い憤りと深い悲しみを感じています。そして1日も早く平和が戻ることを願っています。

最初にふれたように、ジョージアはウクライナのご近所さんです。ジョージアもウクライナも、もとは同じ旧ソ連の構成国でした。

2008年にロシアに侵攻されたのもウクライナと共通する点です。そういう歴史から、ウクライナとは友好国というよりも兄弟のような関係です。

首都トビリシでは数万人が集まる抗議デモが行われたので、日本に住んでいる友人から「大丈夫?」と心配のメッセージをいただいたりしますが今のところ治安への影響は感じていません。

日本は自己主張よりも周囲との調和を重んじる価値観なので、デモ=危険・怖いと思いがちですが、ジョージアでは異なります。デモはあくまで、自分たちの意思を主張する行為です。そしてそれに誇りを持っています。

そもそも、ジョージア政府に対する抗議デモならば、政府と市民の衝突もあるかもしれませんが、今回はロシア政府に対する抗議デモで、ジョージア政府としてもロシアに対して抗議の姿勢なので、ジョージア国内で暴動になることは考えにくいです。

 

一言では語れない、魅力溢れる国ジョージア

日本では抗議デモなどでたくさんの人が集まると警察が出動して解散させますが、ジョージアではそういうことはありません。

警察は出てきますが、主に交通整理をします。独立を果たした国の特徴なのかもしれませんが、自分の意思を表現することは守られるべき権利である、という価値観です。

そして、ジョージアを語る上で外せないのが、物価の低さ&コストパフォーマンスの高さ!

今後コラムで何度も触れると思いますが、そのコスパの高さ&ビザのゆるさから、世界中のノマドワーカーが集まる「ノマドの聖地」とも言われています。

もしあなたが日本の「調和を重んじる文化」を「辛い同調圧力」と感じるタイプの人なら、きっとジョージアが好きになることでしょう。

さて、よく分からない国・ジョージアのことを、ざっと紹介いたしましたが、さらにワケが分からなくなりましたね!

世界一周の旅をしてる人たちの多くが「数日滞在するつもりだったのに、気づけば数ヶ月いた……」と、多くの旅人の世界一周の計画を崩す国・世界一周ストッパーでもあります!

「ジョージアって、結局どういう国なの!?」と聞かれても、一言では語れない、魅力溢れる国ジョージア。少しずつ紹介していきますね。

それではまた次回のコラムをお楽しみに!კარგად!(カルガッド / またね )

Written by 宮下なみ子(ジョージア)

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