アフリカのルワンダに住んでいる竹田あすかです。
前回の「超絶景!アフリカのオススメ大自然スポット【前編】」に引き続き、私が実際に訪れ、心から感動したアフリカの大自然スポットをご紹介します。
まずご紹介するのは、世界最大の内陸性デルタ(三角州)で、千キロ以上も離れた場所で降った雨が、川を氾濫させることで生まれる楽園「オカバンゴ・デルタ」です。
乾いた砂漠の地が水で満たされることで草が生え、草食動物がやってきます。そして草食動物達を狙いに肉食動物たちもあらわれるのです。アフリカ南部の内陸の国、ボツワナに位置しています。
そんなオカバンゴ・デルタで私が感動した景色は、モコロといわれる木をくりぬいた伝統的な舟で行く、デルタ散策での水路です。
とても小さな舟で生い茂るアシや綺麗に咲く水連の中を進むのですが、音も立てずスーっと水面を移動する気持ちよさと、水面に反射する景色がとても絵になります。
川のような流れがなく、海のように波もないので、水面に広がる草や花、空が鏡のようにきれいに反射します。
その光景は私の心を癒し、忘れられない景色になりました。
南アフリカのケープタウンといえば「テーブルマウンテン」がとても有名ですが、綺麗な景色を眺めながら気軽に山を登りたい、そして入場無料で絶景を眺めたい方にとってもおススメの場所が「ライオンズヘッド」です。
頂上まで約1時間という気軽さで登れてしまう山なのですが、鎖をつたって通る道や崖があったり、ハシゴを登ったりするスリルも味わえます。スリルが苦手な方には迂回路もあるのでご安心を。
地元の人もよく来るスポットらしく、私がたどたどしく登っていたところ、ワンちゃんと一緒に飼い主さんが颯爽と駆け抜けて行きました。
そんな道のりの先には、大西洋とテーブルマウンテン、そしてケープタウンの街並みが一体となった、360度見渡せる絶景ポイントがあります。
そこで絶景を堪能しながらお昼を食べるのも気持ちよさそうです。
個人的にはテーブルマウンテンよりも、ライオンズヘッドからの景色が圧倒的に好きでした!
最後にご紹介するのは、タンザニアにあるンゴロンゴロ保全地域にあるクレーターです。
”ン”からはじまる名前なんて珍しいですね。ンゴロンゴロとは、現地語であるスワヒリ語で「大きな穴」という意味なんです。
ここは300万年前にできた火山噴火跡のカルデラで、豊かな水と緑がカルデラ内に湖や森林、そして草原を作り出しています。ンゴロンゴロは周りの山々に囲まれ、その中で動物たちはカルデラから出ることなく一生を過ごすのです。
その光景はまさに自然の楽園。沢山の絶景を見てきましたが、自然の楽園としてはここが一番だなと思うほどです。この光景を目にしたとき、地球は人間だけのものではないとまじまじと実感したものです。
ンゴロンゴロ保全地域の隣には東アフリカ最大級のセレンゲティ国立公園もあり、サバンナの動物達を見たい人たちにもとてもおススメの場所です。
いかがでしたでしょうか。アフリカでは、日本で目にすることが出来ないような雄大な大自然を堪能することができます。
この記事を通して、今まで知らなかったアフリカの世界に触れてもらえたら嬉しいです。
Written by 竹田あすか(ルワンダ)