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​​世界遺産バルパライソとビーチリゾート&コンコン砂丘の「歩き方」

2022年5月9日
宇佐美美和子 (チリ)

夏のビーニャ・デル・マール

中南米屈指のビーチリゾート「ビーニャ・デル・マール」

バルパライソの観光が終わったら、お隣町、ビーニャ・デル・マール(以下「ビーニャ」)に行ってみましょう。

チリのみならず中南米の中でもビーチリゾート地として有名で、「ビーニャに住んでる」と言うと、チリ以外の国の人からもだいたい「あぁ、あそこね!」という反応が返ってきます。

サンチャゴに住む人がセカンドハウスを持つ場所でもあり、バルパライソに比べると落ち着いた街並みが広がります。

そしてビーニャといえば、やはりビーチ。数キロ続くビーチ沿いの遊歩道では、ジョギングや筋トレ、サイクリングをする人たちで溢れています。

ビーチサイドに泊まって、朝や夕方、地元の人に混じって走ったりお散歩するのも気持ちよさそう。

街の入口にあるウルフ城(左)、フラワークロック(右)は街の象徴

数百メートルおきにオープンテラスのカフェやスタンドがあるので、ちょっと疲れたら休んだり、ビールを飲みながらサンセットを見るのもおすすめです。

同じくビーチ沿いにはカジノがあります。正面玄関は豪華な雰囲気で気分が上がります。周辺のレストランやバーで飲んだ後、運だめしに楽しんでみてはいかがでしょうか。

街中に行くと、Museo Fonckという博物館があります。

昔の邸宅を改装した歴史博物館で、バルパライソ州に属するイースター島・モアイに関する展示も多くあります。建物の前にいる本物のモアイは、観光客の撮影スポットとなっています。

 

ここまで来るとローカルばかり!高層ビルと砂漠が一体化する「コンコン砂丘」

コンコン砂丘とバルパライソ沿岸

ビーニャからさらに北へ10キロほど向かった先には、「コンコン砂丘」という場所があります。

海沿いに高く切り立つ黄金色の砂丘は、遠目から見るだけでも素敵ですが、せっかくここまで来たら丘の上まで登ってみましょう!

急斜面の砂丘を登るのは、砂に足がとられて思うように進まず、正直かなりつらいです。ですが、頂上までたどりつくと目の前には絶景!

海から吹きつける風が、先ほどまでの火照った体を冷やしてくれ、砂丘から見下ろす海岸線や砂漠と一体となるように建ち並ぶ高層ビルは、ずっと見ていたくなる光景です。

ここではサンドボードを楽しむこともできます。急斜面の砂丘から、まるでそのまま海に突っ込むようでスリル満点!この砂丘は無料で、決まった入口もありません。

板を借りるなら砂丘の向かいにあるスーパーマーケット「Jumbo」を目指すといいでしょう。週末や夏休みなど人が多い時期は、駐車場付近にバンが停まっていて、ソリのような板を貸してくれます。

バルパライソに来る際は、ぜひ周辺の街にも足を伸ばしながらゆっくり過ごしてみてくださいね。

左:サンドボードはまるで海に突っ込むよう、右:コンコン市街

チリのコラムを始めてから1年間、今回で当連載は最終回となります。今まで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。

チリには、他にもまだまだ素敵な場所がたくさんあります。いつか時間ができた時、旅先候補の一つとして、チリのことを思い出してくれたら嬉しいです。

それでは、Muchas Gracias. Hasta luego!! (どうもありがとうございました。またね!)

※写真協力:Yuka.M

Written by 宇佐美美和子(チリ)

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