MENU

インドネシアのママ友事情。日本との3つの違いとは?

2022年7月6日
スパルディ杏子 (インドネシア)

基本的なスタンスは「人類みな兄弟」

皆さんには「ママ友」いますか?

私には子供が二人いますが、妊娠~出産~子育ての全てを、ここインドネシアでしてきました。日本の子育てやママ友との付き合いについては、日本の友人から聞く話やSNSで見かける情報が全てです。

自分自身が日本での子育てを経験していませんが、それでも言えること、それは「インドネシアのママ友付き合いは、距離が近い!」です。

もちろん、日本でも近い距離でママ友とお付き合いしている方々もいると思います。グループで親子で遊んだり、お互いの家で遊んだりしている人たちもいます。

日本とインドネシアのママ友付き合いの違いは、大きく分けて3つあるのではないかなと思います。

まず一つ目、ハードルが低い。

これは日本とインドネシアの家族観、そしてママ友に限らず友達つきあいに関して基本的にそうですが、「はじめから近いことが当たり前」です。

ママ友に関して言うと、例えば日本だったら、「〇〇ちゃんのママと仲良くなりたいな」「声をかけてもいいかな」「LINEの連絡先交換したいな・・」と、最初は自分から近づくことに遠慮がちな雰囲気があると思います。

インドネシアの場合は以前のコラムでも書きましたが、基本的なスタンスが「人類みな兄弟」。

ご近所だったらみんな友達、子供が同じクラスだったらママ同士の付き合いも、「するのが普通でしょ?」です。なので、声をかけたり、連絡先を聞いたりすることに遠慮は不要です。

 

インドネシアの付き合いはとにかくオープン

二つ目の特徴は、付き合いが広いことです。

「ママたちで集まりましょう」となると、とにかくオープン。クラスのママ全員です。「都合が付く人みんな集合~!」といった感じです。

学期末とか何かの節目ならわかりますが、インドネシアの場合は宗教行事など何かイベントごとがある時は、というか特にイベントがない時も、「みんな集合。来られる人はチャットで返信してください」という流れです。

そしてそれだけの規模(クラス全員)だとしても、お知らせはいつも「ほぼ直前」というインドネシアスタイルです。

ある意味それくらい軽いお誘いの方が、逆に参加できない場合も気を遣うことがなく、付き合いやすいかなとも思います。

これだけ気軽にクラスのママ全員のイベントを企画してしまうフットワークの軽さ、インドネシアの好きな部分です。

同じクラスというだけでこんなに広く近いなら、「もっと近く仲良しの場合はどうするの?」という感じですが、学校のママ友になり、中でも大の仲良しになると、ママ同士や親子で旅行に一緒に行ったりします。

これは学校だけでなく、ご近所のママたちも同じです。普段の付き合いも広く近い、ベストフレンドレベルになると更に濃いお付き合いになります。

 

何度この「許す文化」に救われたことか・・

最後に3つ目の、そして最も大きな違いは、ただでさえ距離感が近いですが、加えて「深い」という点です。言葉を変えると「気を遣わず、ズカズカ」とも言えるでしょう・・・。

例えば、夫婦のことや仕事のこと、それ以外の家族のことなどいわゆるプライベートなことも、遠慮なく質問するし、質問された方も抵抗なく答えることが多いです。

こういったプライバシーに関わることは、日本だと遠慮や気を遣い、また欧米などではマナーとして完全にタブーなことかもしれません。インドネシアの多くのママたちはプライバシーの壁が薄く低いように感じます。

「気を遣わない」という点でいうと、かなり近い仲良しのママ友ではなくても、お互いの子供たちの態度や行いに悪い部分があればハッキリ言い合います。実は私はこれにとても救われています。

日本人みんながとは言いませんが、日本には遠慮の文化があるため、よそのお子さんに注意をしたりすること自体にも少し抵抗があるような気がします。

さらには、自分の子供が悪いことをしてしまった場合、普段以上に気を遣うようになってしまいますよね。

インドネシアでははっきりと注意を子供本人にもした上で、その子の親にもそれを話し、「ごめんなさい」と謝ると、「いいのよ、まだ子供なんだから」とか「みんな一緒だよ、うちの上の子もそうだった」など、逆に励ましの言葉をかけてくれます。

子供たちが幼稚園の時から何度この「許す文化」に救われたことか・・・。(許す文化についても前述の過去のコラムに書いています)

とにかく元気で愉快なインドネシアのママたち、クラスのママみんなで集まっても、子供たちは走り回らせておいて、ママたちみんなでTiktokや写真撮影をして楽しむ、そんな感じなんです。

インドネシアで「ママ」になってもうすぐ丸11年。ママ友つきあいをストレスなくできていること、それを可能にしてくれているインドネシアのママたちに感謝です。

Written by スパルディ杏子(インドネシア)

この投稿をシェアする

イベント・セミナー一覧へ
コラム一覧へ
インタビュー一覧へ
ブックレビュー一覧へ
セカウマTV一覧へ
無料登録へ