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パリで就活で私がやったこと、フランスでの就活・面接について

2022年10月5日
YACHI (フランス)

海外就活でまず明確にすべきことは?

Bonjour! 世界を飛ぶパラレルキャリア乗務員のYACHIです。

前回のコラムでは、パリで就活するために渡仏する前から、パリに来てから私が準備したことにも触れておりました。

今回は、「パリで就活、私がやったこと」「フランスでの就活・面接」について書いてみたいと思います。

海外で就活する際に大切なのは、当たり前のようですが、「自分のキャリア経験でどのような就職先があるのか?」を明確にすることです。そして、その中でも自分がやりたいことを優先的に、順番に就活先をリストアップしていく必要があります。

私の優先順位は、①外資系エアライン業界、②外資系ホテル業界、③日系旅行業界、④日系一般企業事務、こんな順番で考えていました。

私の日本での経験は、営業、貿易事務、機内通訳。海外工場で縫製された製品が日本に輸入されるまでの貿易事務の業務の他に、型紙の翻訳業務、デザイナーと海外の工場とのコーディネイトのやり取りなどもしていました。

営業の時は、バック・雑貨などを輸入してる会社で、営業の仕事以外にも、海外の展示会へ社長に同行、通訳業務、買い付けなども経験しました。

機内通訳では、機内での医療翻訳からサービス、クレームなどの通訳、そしてカスタマーサービス、サービス業を経験しました。

この日系・外資系の3社で違った職種を経験して、一般事務など会社内でやる仕事より、人と接する仕事が私に合う仕事だと実感したこともあり、一般企業での事務の仕事はリストの一番最後にもってきました。

 

海外就職できたら、どんな仕事でもいいのか?

海外就職の夢を持っている方は多いと思いますが、海外就職できたら、どんな仕事でもいいのでしょうか?

年齢、自分のキャリアパスの、今どこにいるかにもよると思いますが、海外就職がその後日本に帰った後のキャリアの+αになるのか、また海外で継続して働いていく時に、キャリアのベース、キャリアアップになるのかも考える必要があります。

日本でも就職が難しい中、海外での就職にチャレンジするわけですから、選択肢は多くはありません。

それでも将来のキャリアも考えながら、少なくとも自分の興味がある仕事、やりたい、チャレンジしたい仕事を自分のスキル、適正を見ながら見極めるのも大事だと私は思います。

「海外就職できたら、どんな仕事でもいいのか?」の答えはNOですね。

私の第一希望は、現在働いているエアライン業界。外国籍の同僚とコミュニケーションを取りながら乗務、世界を飛びまわる!お客様が安全に旅行するお手伝い、快適に旅行をするお手伝いをする客室乗務のお仕事。

多くの仕事は、エンドユーザー、お客様からのフィードバックを直接受け取ったり感じたりすることができませんが、エアラインのお仕事は、自分のやったことに対して直接フィードバックがあります。

結果がはっきりしていて、私にとって客室乗務員の仕事は働いてる感覚がありません。

努力しなくてできることでもあるので、お給料をもらっていいのか?そんな風にさえ思える天職だと思ってます。17年もの長いキャリアがありますが、飽きることはありません。

 

経験なしでホテル業界にチャレンジ!

パリ就活をして4社目に就職、その後5社目のエアライン業界への転職については、また触れたいと思いますが、あの時は正直言いますと、夢のまた夢、就職できる自信は全くありませんでした。まずは第一希望ということで、ダメ元でチャレンジ!

そのために、どうしても就職したい、その想いを伝えるために、日本にいる時からフランス本社まで履歴書と、働きたい想いをしたため併せて送付、パリに来てからもアップデイトした履歴書を送りました。

当時は採用のタイミングが合わず、エアライン業界からは全く反応がありませんでした。

落ち込んでる暇もなく、すぐに次に希望していたホテル業界にチャレンジをしました。日本ではホテルで働いた経験がありませんでしたが、語学が得意で、サービス業の経験があります。

人と接する仕事が好きであり、私の強みを活かせ、生きがいを感じられる仕事とわかっていて、サービスの経験からも採用してもらえる可能性が高いと思い、私自身も興味がありました。

ホテル業界に就活ということで、まず私がやったことは、特に4つ星、5つ星の誰もが知っているパリで有名なホテルに履歴書を送付するのでなく、直接持ちこみました。

2つ星の小さなホテなどにも躊躇せず、メール、電話をかけたりしてアプローチし、その数は数えきれないほどです。

渡仏する前にも、前回の記事でも触れたように履歴書を郵送しましたが、他にはインターンのお仕事を斡旋してくれる会社を通じて、南仏にあるホテルに就職も試みました。

オーナーがアメリカ人だったので、ニューヨーク便に乗務して、その滞在先で面接も受けたりもしました。とにかく、フランス留学でなく、フランス就職の夢を叶えるために、情報収集など、できることは色々試みました。

次のページフランスでの就職面接ってどんな感じ?

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