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はじめてのボルネオ島コタキナバル。 巡り合わせでラジオにも出演!

2022年10月14日
土屋芳子 (マレーシア)

1番興奮したのは、一皿150-300円の海鮮市場!

私と息子が1番興奮した場所はと言うと、海鮮市場!ホテルから徒歩2分で、東京で言うと築地や豊洲のような海鮮市場があります。

その横に場外市場のようにさまざまな食べ物や、手作りのクラフト品や真珠を売るフィリピーノマーケットが広がっています。

そのあたりには新鮮な魚介類が並び、炭火で焼いて売っていたり、調理法を指定して料理してもらったりして、テントの下の席でいただくことができるのです。

新鮮で、炭火で焼くから香ばしくて甘く、しかもとても安い。大きなマグロの切り身でも約¥450、巨大な牡蠣や海老でも、1つ¥500-1000くらい。中くらいのサイズのカニでも数百円。

そして、西マレーシアにはない、海ぶどうも豊富に売っていました。一皿150-300円ほど。

世界各地に旅行するたびに市場に行っていますが、海鮮市場としては、これまで訪れたところと比較しても、有数の品揃えで最安値に感じました。

私の見たところは全てハラルだったのでビールやお酒は売っていませんでしたが、ホテルからすぐなので、ラウンジのカクテルタイムにアペリティフをいただいてから、市場に行って海鮮をメインディッシュとしていただけば最高!

結局、4泊のうち3回もここでディナーをしました。

 

思わぬご縁がきっかけでラジオに出演

今回の旅にさらに彩りを加えてくれたのは、コタキナバルに住む友人で、マレーシア人のBen Uzairさん。

彼は国際会議などで活躍するMCであり、週2回オンエアされるラジオ番組のホスト。観光大使のような方でもあり、最近ではサバ州に貢献している人として、名誉ある賞も受賞しています。

今回のコタキナバル旅行にあたり、彼からおすすめのスポットをたくさん教えていただいたのですが、その際に「旅行者目線でトークしよう。ラジオ番組に出ませんか?」と声を掛けてくださりました。

こんなヘタな英語で話せるのか心配でしたが、どうせラジオを聴いている人の中に知ってる人はいないだろう、そう思えば恥ずかしくないだろうと飛び込みました。

最近は、いただくオファーは内容に関わらず、直感で嫌だと思わなければ、全て受けるようにしています。その方が世界が広がり、思わぬご縁が生まれるから。

事前にいただいたトークのトピックへの意見を書いて、印刷して持っていくという準備をして当日に臨みました。

Benさんはさすがプロ!収録前にカジュアルにいろんな話をして、緊張しないようにしてくれていました。良い雰囲気を作ってしっかりフォローしてくれたので、収録はスムーズに進み、楽しくお話しすることができました。

 

素晴らしい場所と素晴らしい人との出逢い

収録後はホテルのルーフトップバーでおしゃべり。サバ州の地図や歴史など、全て彼の頭の中に入っていて、いろいろ教えてくれる彼。

サバ州には約30の民族がいて、多数派というのはないので、みんながミックスで仲良く暮らす環境だということを聞いて、サバ州の魅力はこのエキゾチックさと穏やかさなのだと改めて感じました。

サバ州に住むBenさんと、ジョホール州に住む私。こんな離れた場所に住む私たちがなぜ友達なのか?出逢いのエピソードがまた面白い。

約7ヶ月前に、出張でクアラルンプールに行った私。マジェスティックホテルではお抱えのレジェンド級のジャズバンド「Solianos 」が毎日演奏をしていて、私はここのホテルも彼らのジャズも大好きで、クアラルンプールにいるときはいつも聴きに行っています。

ちょうど同じ日に、Benさんも仕事でクアラルンプールに来ていて、彼も私と同じでここのジャズが好き。

両方を知っているSolianosの偉大なジャズシンガーのイザベラさんが、「素晴らしい人がちょうど今来ているのよ」とBenさんを紹介してくれたのです。

そこから「サバ州にぜひおいで」などと話をしましたが、その時は、7ヶ月後に実際にサバ州で再会してラジオに出るなどとは思ってもいませんでした。巡り合わせとは面白いですね。

素晴らしい場所と素晴らしい人との出逢い。これからも大切にしていきたいです。コタキナバルはすっかり気に入ったので、また近いうちに必ず来るでしょう。

Written by 土屋 芳子(マレーシア)

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