調査によると、現在ブラジル全国民の4分の1が民間保険に加入しています。
保険の金額は保険会社によって様々なので、夫や友人に聞いてみましたが、最低・最高金額はわからないみたいです。
夫曰く、小金持ちのおじさんの場合、現在のレートで月に30万円くらい払っている人が多いそうです。保険ブローカーを経由することが国で規定されているため、高くなるとのこと。
保険会社にはブローカーを使わず直接保険を販売することも認められていますが、その場合には保険会社はブローカー手数料と同額を、教育ファンドとして「保険学校財団」に支払わなければなりません。
また、外国人の保険はどうなのかというと、働いている企業が契約している保険会社に加入している人もいれば、無保険、もしくは海外旅行保険を使っている人もいます。配偶者がブラジル人の場合で、保険に加入している場合は家族保険になります。
無保険の人は公立病院へ行きますが、待つ人が多く、自分の順番がいつになるのかわかりません。救急でも待たされるので、よく聞くのは「大袈裟なくらい痛がれ!泣け!」という言葉。それである程度優先される時もあるそうです。
先日、義両親の元で長年勤めてきたお手伝いさんが病気になり、待つのは大変だということで他の州の田舎の方へ引越してしまいました。サンパウロ市は特に人が沢山いますから、順番をずっと待っているよりは良いのかもしれない。
ブラジル大統領が変わり、無料施設を増やすと言っているので、病気で待つ人が減ると良いと思います。
ここで冒頭に書いた医者に言われた「ブラジルあるある」について書こうと思います。
実は、手術日直前にキャンセルの連絡がありました。理由は、手術に必要なものがヨーロッパの某国から届かなかったから。
必要なものは私の体に入れるものなのですが、「手術日は1ヶ月くらい前から決まっていたのに!」と最初は動揺しました。
物が届かない、入ってこないがブラジルの普通で、薬も抗生剤など6ヶ月間入荷されていないとのこと。正にこれに巻き込まれた形になりました。
手術は延期になり、物が届くまで「待ち」の状態。いつになるのかわからないので、気持ちを切り替えて、友人達に事情を話してランチ、イベント、なかなか会えない友人に会いに出掛けたりと楽しみました。
その一方で、お仕事の予定調整などで手術をすることを周りの人たちに伝えていたので、心配の連絡が絶えなかったです。心配をかけてしまいましたが、皆さんの気持ちがとても有り難く、嬉しかったです。
予定していた病院も変わり、なぜこうなったのか、病院や医者と連絡を取り合っていた夫も意味がわからないと言っていましたが、変更された手術日を迎え、今は退院して様子見です。
最後となりますが、医者も人間でブラジル人なので国の労働法に従い、1ヶ月の休暇を取ります。旅行に行かれた日には、こちらが緊急でも連絡が取れなくなります。なので、主治医とは別の医者も確保しておくと良いです。
最も緊急な時は病院の救急外来へ行くので、そこまで気にしなくても良いかもしれませんが、経験から書いておこうと思います。なにより病気や怪我をしない事が一番ですね!
最後まで読んでくれて、Muito Obrigada(ムイト オブリガーダ!/ どうもありがとう!)Até Mais(アテ マイズ! / またね!)Tchau Tchau(チャウ チャウ!/ バイバイ!)
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Written by HIROMI(ブラジル)
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