それでは、ご家庭での普段の親子のコミュニケーションで、どのように「本当に大切なこと」を見抜く力を身につければいいでしょうか。ポイントさえしっかり理解していれば、難しいことはありません。
ずばり、 子どもへの「良い質問」を、普段の会話の中で増やすことです。
私は仕事柄、色んなママ・パパとお話をしますし、普段子供達と公園に遊びに行ったり、スーパーで買い物したりする時も、他の親子の会話をつい横で注意深く聞いてしまいます。 (ごめんなさい!)
そこで感じるのは、圧倒的に「良い質問」が少ないことです。
例えば、お子さんと一緒に本を読んだ時、映画を見た時、「読んでおしまい、見ておしまい」になってはいませんか?
「今のお話はどんなお話だったかな?」
「一番大切なことは何だったかな?」
と質問をすると、まずお子さんが考えるきっかけになり、まとめる練習になります。
さらに「一番大切なこと」を考えることは、自然とどうでもよい部分は切り捨てられ、「本質」を考えることができます。
また不思議なことに、「質問」をした側も、自分が「質問」をすることで改めて考えるきっかけになります。
親自身、子育てで悩んだ時に、 「家族にとって大切なことは何だろう?」と自問自答を繰り返してみると、情報に惑わされず、自分自身に合った判断基準が見つかる糸口になります。
「質問」の中には、ざっくりいうと、良い質問と良くない質問があります。
「良い質問」をすることで、質問をされる子どもは、物事を広く、深く考える訓練を積むことで磨くことができるのはもちろん、質問をする側も、「本当に大切なこと」を見抜く力が育ちます。
逆に、親としては「質問」をしているつもりでも、実は子供を追い込んでしまう「良くない質問」を投げかけている方も少なくありません。
先程挙げた具体例以外にも、「良い質問」を学び、日常生活の中に毎日少しずつでも取り入れると、確実にお子さんの力が伸びます。
日常生活そのものが学びになっている子と、ただ勉強する時間(学校や家庭での勉強など)だけ勉強している子では、将来大きな差がつきます。
私がフランスから、世界のママに届けている「グローバル親子コミュニケーション」レッスンでは、 「質問」について体系的に学ぶことができます。
子供との信頼関係の土台を育てた上で「質問」を投げかけないと、効果は半減してしまうので、レッスンでは世界で生きていくために大切な「コミュニケーションの土台」作りを丁寧に行っていきます。
Family Journey1.2.3のサイトでは、グローバル親子コミュニケーションを通して、日常生活を楽しく学びにするヒント、フランスのバカロレア・トップの学校に通っている我が家の子育てなどについて、お伝えしています。
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それではまた次回のコラムでお会いしましょう!
Written by NAOKO(フランス)
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