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フランスで子供の誕生日会を開催して手にした「グローバルに生きていくために必要な力」

2024年6月19日
NAOKO (フランス)

①「企画力」自分も友達も楽しい時間に

誕生日会を企画する際に大切にしていたのは、「何のために誕生日会をするのか?」を子供達としっかり話し合うことです。

もちろん1年に1回、産まれてきたことを祝う日であることは確かですが、「自分にとっても、参加してくれる友達にとっても、楽しい時間にする」ことが大切だと伝えていました。

そこで自宅で開催した際は、息子が「忍者の格好をして手裏剣ゲーム」を考え、一緒に忍者の衣装を黒い袋で作ったり、折り紙で手裏剣を作ったり、ゲームのルールを考えたりしました。

すべてが初めて、手作り感満載の誕生日会でしたが、自分で企画したことなので、記憶にも強く残っているようです。

2年目以降は家だと狭いと感じたため、外部でやることに決定。特にスケート場で開催をした際は、息子が得意なスケートをみんなに教えてあげました。

滑れない子には滑る椅子に座ってもらい押してあげることで、できない子も楽しめるように工夫できたので、息子にとっても自信になったようです。

パリにはさまざまな誕生日会の民間サービスがありますが、幸か不幸か、パリの中心地に住んでいるため、何をやるにもびっくりするぐらいの価格!値段も相当値の張るものも多く、子供の要望をすべて聞けるわけではありません。

そのため、親側にも「予算」があることを伝えて、私達家族ができる範囲の中で最大限楽しめるものを子供と一緒に企画したことは、とても良い思い出になっています。

 

②「助けてもらう力」助けてもらって乗り切る

もともと開催しようとしていたトランポリンの会場が、開催日1週間前に会場側の都合でキャンセルになってしまったことがあります。

公立の体育館だったのですが、役所の都合でいきなりクローズになりました。フランスあるあるです(泣)。

本来、2名のアニメーターさんがいるバースデープランを予約していたので、安心して任せる予定だったのですが、それもキャンセル。

幸い、誕生日当日の天気予報は快晴だったので、息子の希望もあってパリの動物園に変更!

しかし、すでに招待している12人の子供達が広い動物園で、万が一にも迷子になったら大変!想像しただけでも怖いです。

そのため急遽、誕生日に参加する子供のママ数名にも一緒に動物園を回ってもらい、助けてもらいました。

もし助けがなかったら、元気すぎる子供達を広い動物園でまとめることは不可能だったので、本当に良かったです。

 

③「先読み力」トラブルは常に想定して準備

たくさんの子供たちが誕生日会を企画するので、人気の企画はすぐに満員になってしまいます。

同じ時期に仲の良い子たちが一斉に誕生日会を企画することもあり、実際、週末土日に4つの誕生日会をはしごしたことがあります。

自分の誕生日会と日時がかぶってしまうと来てもらうことができないので、早い人は3,4カ月も前からみんなに日程を押さえてもらう徹底ぶりです。

また、こちらの誕生日会は基本的に友達の親は同席しないため、開催した親には小さな子供達を安全に預かる責任があります。

そのため、さまざまなトラブルを常に想定しておく必要があります。誕生日会の会場を事前に下見して、

・子供達をしっかりと見られる規模であるか
・勝手に子供が外に出ていく可能性はないか
・ケガをする可能性はないか

など、念入りにチェックして、わが家の子供達にも伝えていました。

心配性な私はメールだけでは不安なので、現地に行って担当者と直接話をして、お互いに顔を覚え合うことをよくしていました。

いかがでしたか?正直とっても大変ですが、学べることは盛沢山にあります!

このコラムが「まだ自信がなくて誕生会開催できてない」という人の参考になったり、家族で話し合う1つのきっかけとなりましたら幸いです。我が家も「次の誕生日会は何にしよう!?」と毎年悩みます(笑)。

私自身が海外と日本で教育を受け、海外と日本で子育てをしてきたからこそお伝えしたい、ご家庭でできるグローバル共育。

Family Journey1.2.3では、グローバル親子コミュニケーションを通して、日常生活を楽しく学びにするヒント、フランスのバカロレア・トップの学校に通っている我が家の子育てなどについて、お伝えしています。

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!Bonne journée!

Written by NAOKO(フランス)

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