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6月はジューンブライドの季節♡フランスで結婚式を挙げるために必要なこと【前編】

2024年6月28日
Towami (ドイツ)

神父様がいければ結婚式は挙げられない

教会が見つかったら次は神父様探しです。結婚させてくれる神父様がいければ、教会が予約できても結婚式が挙げられません。

特に、カトリック教徒でない人を結婚させてあげると言ってくれる神父さんは基本的にはほぼいないようで、カップルの両方がカトリックでないと、教会での結婚式はかなりの確率で不可能なようです。

私たちは主人の家族の知人伝いで、サーカスで結婚式を挙げたり、アジア人で二人ともカトリックでないカップルの結婚式を銅鑼を使って行ったりしたことがあるらしい、オープンマインドで斬新的な神父様を紹介してもらい、すぐにOKしてもらえました。

このように私たちの場合は私がカトリックでなかったにも関わらず、フランスのカトリックの教会でカトリック式で結婚させてくれる神父様が見つかりラッキーでしたが、私のスイス時代の友達はミックスのカップルが多く、フランス人とアメリカ人のカップル、スイス人とロシア人のカップルなど、片方がカトリックでない場合は皆、教会での結婚式は諦めていました。

もし、どうしても挙げたい場合は、カトリックの洗礼を受けたり必要な勉強をしたりなど、時間がかかります。

ちなみに、フランスでは「キリスト教=カトリック」なので、プロテスタントだとキリスト教と見なされず、教会の予約の際も、神父様の予約の際も、私がプロテスタントだということは一切言わず、アジア人だから無宗教というような雰囲気で伝えました。

そのほうが下手にプロテスタントと言うより、シンプルに事が進むからとのことでした。

 

カトリック式結婚式を行うための勉強会

また、カトリック式の教会での結婚式をするためには、カップルで事前に、「カトリック式結婚の準備」と呼ばれる勉強会に出なくてはいけません。

毎週1回数時間、1ヶ月ぐらいカトリック協会主催の勉強会の集まりに行って、修了証書をもらってそれを教会に提出する必要があります。

私たちはフランスに住んでいなかったので毎週行くのが面倒で、同じくスイスに住んでいる友達に教えてもらった、スイス国境近くのフランスのカトリックセンターで、ある週末丸一日使って行われる勉強会に参加して修了証書をもらいました。

この一見怪しく思えた「結婚の準備」勉強会は意外に楽しくて、とても良い思い出になりました。

私たちを含めて8カップルぐらいが参加して、午前は教室の中でカップルごとに「自分たちにとって結婚とは何か」「家族とは何か」「言い争いがあったらどうする」「こんな問題が起きたらどうする」「お互いの価値観を理解しているか」などについて話し合い、皆の前で発表しました。

昼はみんなで持ち寄った食べ物と飲み物で、庭でビュッフェパーティーをして、午後はそのまま庭で色々なことについて話し合ったり、「こんなことが起こったらどうする?」というようなシミュレーションをしたりして過ごしました。

最後に10分ぐらい薄暗い部屋で皆でお祈りをするシーンがあり、その部分だけ少しぎょっとしましたが、あとは宗教的なところがほぼなく、カップルセラピーのような感じでした。

【後編】は来月に続きますので、次回も楽しみにしていてくださいね。

Written by Towami(ドイツ)

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