ALOHA! アメリカハワイ州在住歴、7年目となりましたMitsukiです。
私はアメリカハワイ州で正看護師(現在は訪問看護師)として働く傍ら、国際的に活躍したい看護師さんたちをサポートする会社BeLightの代表としても活動しており、アメリカ看護師免許取得を目指す方々をサポートするコミュニティ「アメリカ看護師ピアサポートコミュニティ」を運営しています。
今回のコラムでは、本業と副業を両立していくコツを取り上げたいと思います。
BeLightを設立して今年で4年目。「いずれBeLightの活動だけに絞りたいの?」と聞かれることもありますが、私は看護師の仕事がとても好きなので、これからもきっと両立する道を選んでいくと思います。
とはいえ、これまで本業の看護師の仕事をしながらの時間の作り方や、新規の仕事への向き合い方など四苦八苦してきました。
その過程で学んだ両立のコツを私なりに書いていきたいと思います。
BeLightの活動を広げていく中で、少しずつ認知されてくると、いろいろな仕事や依頼が舞い込んでくるようになりました。講義、テレビ出演、インタビュー取材、人材紹介の依頼など、多種多様です。
少し前まではどんな仕事も貪欲に請け負ってきましたが、活動が認知されてきたという嬉しさとありがたさがある一方、時間は限られているので、すべての仕事を受けるわけにはいきません。
検討の際には、舞い込んでくる仕事の意図と自分が達成したいことが合致するのかを考えます。
「自分がBeLightの仕事を通して実現したいことは何なのか」「そもそもの軸に沿って仕事を受けるかどうか」をよく吟味する必要があります。
また、面白そうなものの難しそうで、自分にできるのかと躊躇するような仕事が舞い込んでくることもあります。
見分けることは難しいですが、自分の感情の背景にあるものが、「自分には大きすぎる仕事なのではないか」という恐怖感だったりすると、その仕事は自分と自分の事業を成長させてくれる機会であることが多い気がします。
英語では「What is your gut telling you?」と言いますが、理性と直感を混ぜ合わせた判断が必要です。
携帯でもできる仕事は多いため、小さな隙間時間を見つけては返信作業などをしていました。以前はダラダラとずっと仕事をしていた気がします。
そうすると、常に携帯をチェックするようになり、「返信をしないと!」「これをしないと!」「これもやってしまおう」と急かされた生活を過ごすようになります。
次第にイライラしやすくなり、ゆっくりと時間を過ごせず、常に何かを追っているようなストレス状態は心にも良くないと思い、ダラダラ仕事をやめました。
今は作業時間の枠を設けるようにしています。昔は起きるのが苦手でしたが、一番仕事がはかどる朝に1時間ほど作業をする時間を作っています。
また、ミーティングなどはなるべく夕方の一定の時間にだけ入れるようにしています。
最初の頃は、月曜日から金曜日8時〜16時半まで本業勤務があったので時間の確保に苦労しましたが、基本的に同じリズムで生活しているので、BeLightの仕事を決まった時間に行いやすくなりました。
現在の訪問看護の仕事は、患者さんの訪問時間を調節できるので、フレキシブルに動けて両立もしやすくなったと感じています。基本的に夜勤がないことも、日中頭がスッキリして動きやすく、仕事がしやすいです。
最近、今まであまり関わったことのない仕事依頼がありました。受けることにしましたが、自分にできるのか不安になっていました。
しかし、経験のある方に手伝ってもらえることになり、それであれば安心して仕事ができると思えました。
自分一人でできることには限界がありますし、時間も限られています。
そのことを知り、受け入れることで、「じゃあどうしたらできるようになるのか」と考え、誰かに頼ること、依頼することが大事だと思います。
一人ではできない仕事ができるようになりますし、自分を囲っていた枠を外すことができます。
BeLightを立ち上げる時にも、仲間と一緒に立ち上げました。一人でやっていたら簡単につぶれていただろうと思います。
大変なことも、嬉しいことも、成果も一緒に味わえる仲間の存在は、事業を強くしてくれます。
Written by 研谷美月(アメリカ)