パリの美しい景色と一体化した会場、金メダリストと写真も撮れるイベント!
Bonjour! フランス在住のFamily Journey1.2.3代表でグローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKOです。
前回、私たち家族がフランスで実際に経験した「フランスと日本のコミュニケーションの違い」を紹介し、このテーマで数回に分けて書くとお伝えしていました。
が、今大盛り上がりのパリオリンピックを思いの他全力で楽しんでしまったため、今回は急遽現地レポートを書きたいと思います!
冒頭で「パリオリンピックを思いのほか楽しめてしまった」という表現をしたのはなぜかと言いますと、始まる前は実は不安いっぱいで、期待もあまりしていなかったからです。
一つ目の理由としては、前情報でオリンピックは規制が多く、メトロなどの交通機関も非常に混雑するため、パリから逃げた方がいいと言われていたこと。
実際に、リゾートに行ったパリジャンは多かったです。一方、私たちは夫の仕事の都合上、この夏はパリを離れることができませんでした。
特に開会式前から当日にかけては規制が厳しく、特別なサイトから居住証明などを添付して申請し、QRコードがないと行き来ができない場所がありました。
しかし、書類を準備して申請したものの、理由は分からないのですが、結局不可にされてしまいました。
再申請しても間に合わないので、QRコードなしで過ごすしかないと、結構ヒヤヒヤしながらオリンピックの開催を迎えたのですが…。
実際に蓋を開けてみると、開会式の前は確かに一部の場所は規制が厳しかったものの、思ったよりもその範囲は広くなく、その期間だけその場所を避けるとか、車を使わないなどの配慮さえすれば、ほとんど実生活に影響はありませんでした。
地下鉄なども非常に混むとみんな警戒していましたが、オリンピック期間中に何度か乗ったところ、全然空いていました。
また、治安が悪いと言われて、今まで行くのを避けていたサン・ドニに、水球の試合で訪れましたが、オリンピックで新しく開通した路線などの影響で、とてもきれいに整備されていました。
二つ目の理由は個人的なことですが、私たちは駐在の身ですので、いつ異動になるか分かりません。
そのため、パリオリンピックの正規チケットが発売開始された2023年時点では、オリンピック時期にパリにまだいるか分かりませんでしたので、チケットを事前に購入することができませんでした。
結局異動にならないことが確定した時点では、めぼしいチケットは完売。残っているチケットを一応買ってみたものの、そこまで興味のある競技でも日本戦でもないので、正直、あまり気乗りしない状況でした。
「もう私たちはオリンピックを心から楽しめないんだな…」と半ば諦めていたのです。
しかし、オリンピック開催直前、2か月前くらいからチケットの「リセール」が始まりました。
「見たいチケットなんて、どうせリセールされてないよね」と半信半疑で覗いてみると、意外や意外。日本戦が結構出ている!
しかも、リセールのウェブサイトも使いやすく、私たちが元々買ったオランダ・スペイン・アンゴラなどのチケットも「きっと売れないかな?」と半ば諦めながら気楽な気持ちでリセールに出したら、すぐに「売れました」と通知が!
さまざまな国の人が集まっているフランスだからこそ、さまざまな国の試合の需要があったのだろうなと感じました。
そんなこんなで、バレーボール、水球、テニス、ビーチバレーなど、調子に乗って次々と購入し、さらに幸運なことに、日本が出てくる可能性の高いレスリングの決勝戦もリセールされていたので購入しました。
そして見事、8月6日の試合で、レスリング男子グレコローマンスタイル60kg級、文田健一郎選手が金メダルを、女子フリースタイル68kg級の尾﨑野乃香選手が銅メダルを獲得した瞬間に立ち会うことができました!
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