皆さんもご覧になったかもしれませんが、セーヌ川の開会式だけでなく、各会場もパリの景色と一体化していました。
住んでいる立場からすると、会場近くはずっと工事現場のようで「なんだか邪魔だな」と感じていました。
ですが、いざオリンピックが開催され、完成した会場に入り、本気でぶつかり合っているアスリートの皆さんとそれを応援するたくさんの観客の姿を見ているととても感動しました。
いまだに、セーヌ川でトライアスロンをしたのはどうだったのかと疑問に思っていますし、批判もネットで見かけますが、そうしたことを除けば、美しいパリの街並みに一体化したオリンピック会場はとても美しかったと思います。
例えば、エッフェル塔前のビーチバレー会場。エッフェル塔からトロカデロ広場まで一望できる会場は、太陽の光も加わりとても美しい場所でした。
また、私は行っていませんが、アーチェリー会場のアンヴァリッドや、スケートボードなどの会場のコンコルド広場、ヴェルサイユ宮殿の馬術なども非常にきれいだったと聞いています。
これは日本人の特権ですが、なんと日本のメダリストと直接近距離でお会いできるイベントが、エッフェル塔近くの日本文化会館で行われていました。
申込をすれば誰でも参加でき、メダルを取った次の日のお昼に日本文化会館に来てくれて、子供と写真を撮ったり、メダルを触らせてもらえたりしました。
一緒に写真を撮っていただけたのは、フェンシング男子団体金メダリスト、フェンシング女子団体銅メダリスト、バトミントン女子銅メダリストの方でした。
子供たちは大興奮で、一緒に写真を撮ったり、メダルを触らせてもらったり、サインをお願いしたりしました。きっと一生の思い出になることでしょう。
また、東京オリンピックのフェンシング男子金メダリスト、宇山賢さんが一緒にフェンシングをしてくれるイベントも開催され、息子はとても喜んでいました。
今回のオリンピックで、今まで見たことのない競技の試合をたくさん見ることができ、競技のルールを勉強したり、思いがけずメダリストと間近で交流ができたり、それぞれの選手が今まで頑張ってきたストーリーを知ることができて、非常に良い経験ができました。
子供たちも何かに打ち込んで頑張ることの大切さを学んだようで、早速「だるま」を買って、目標を決めたりしていました。
執筆時点では閉会式より前の日であり、これから1週間ほどフランスから離れますので、最後まで見られないのが心残りではありますが、きっと素敵なエンディングで次のロサンゼルスに引き継がれることと思います。
お読みいただきありがとうございました。私たちの経験が、ぜひ皆さんの家族で話し合う一つのきっかけとなりましたら幸いです。
次回のコラムでまたお会いしましょう!私自身が海外と日本で教育を受け、海外と日本で子育てをしてきたからこそお伝えしたいご家庭でできるグローバル共育。
Family Journey1.2.3のサイトでは、グローバル親子コミュニケーションを通して、日常生活を楽しく学びにするヒント、フランスのバカロレア・トップの学校に通っている我が家の子育てなどについて、お伝えしています。
それではまた次回のコラムでお会いしましょう!Bonne journée!
Written by NAOKO(フランス)
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