海外転職キャリアコーチのブレナー真由美です。
私のクライアントさんからは、「この夏、海外転職したい国の候補地であるニュージーランドをあちこち周ってみた」とか、「夏休みを利用して、転職移住をしたいカナダへ家族旅行をしてきた」と早速ご報告をいただいています。
本格的に海外転職を目指す方は、転職予定が少し先であっても、移住したい国を訪問してみることをお勧めします。
一人旅や家族旅行でも良いですが、その国での生活をイメージしながら、現地視察のつもりで滞在してみてください。
転職活動の進み方が断然早くなりますし、「本当にその国が合っているのか」「本当に移住したいのか」の判断しやすくなると思います。
移住先の候補地に挙げられるのは、「昔、留学したことがある」 「ワーホリに行ったことがある」という国々です。訪れたことがある国を挙げる方がほとんどですが、まったく行ったことがない国への転職を考える方も一定数います。
各国の労働市場が活発になるのは1月~6月くらいまで。夏以降だと9月から11月半ばあたりが勝負になりますので、このチャンスを逃さないようにしましょう。
私のクライアントKさんは、小学生のお子さんお二人とご主人の家族4人で、海外移住・転職を検討していました。
英語圏への移住を計画していて、すでに1年以上前から国選びのリサーチを始めています。
移住候補地の中から最終的にニュージーランドを選択したのですが、現地でお子さんが馴染めるのか、楽しんで生活ができるのかを確認するためにも、まずは家族で旅行を計画しました。
渡航に合わせて、Kさんは現地で転職の最終面接ができるよう準備を進めていきました。
事前に転職したい企業のリサーチを入念に行い、旅行前に数社の一次面接をオンラインで済ませ、現地では最終面接を受けられるように段取りを組んでからニュージーランドへと向かったのです。
到着後はレンタカーを借りて、いくつかの地域コミュニティーに顔を出し、お子さんの現地校や日本語学習ができる学校なども見学して、移住後の生活に備えてきました。
Kさんは、今回の転職活動で無事に採用オファーをもらい、これからビザの手続きに入る予定です。
海外転職は、皆さんが思っている以上に時間がかかります。だからこそ、
1) 早めのリサーチをすること
2) 転職のタイミングを考えること
3) できれば転職したい国へ一度行ってみること
4) 旅行中は、現地で生活するイメージを持って滞在すること
この4つをお勧めします。
そして、移住先選択後のおすすめポイントは、以下になります。
1) できればホテルではなく、自炊可能なところに滞在すること
2) レンタカーを借りて実際に運転したり、公共の乗り物に乗ってみること
3) 人材エージェントへの登録や求人案件へ直接応募すること
4) 一次、二次面接を渡航前にオンラインで済ませ、現地で最終面接を受けられるようにすること
対面で話すのとそうでないのとでは、面接官の反応が断然違ってきますので、「現地に〇〇の期間滞在するので、その時に面接をさせてください」とお願いしてみてください。
それが実現できれば、一次、二次面接が進んでいる場合、ぐっと進み方も早くなるでしょう。
一方で、現地在住者とのネットワーク作りを渡航前から始めておくことも大切です。
クライアントさんからは、「どうやって、現地でネットワークを広げたら良いですか?」という質問も多くいただきます。
知り合いや友人がいれば別ですが、同業界や職種についている方とリンクトインなどで繋がっておけば、現地に行く際に会いたい旨を伝えたり、移民コンサルタントや現地の案内をしている方に連絡を取ったりすることもできます。
また、共通の話題がある方との繋がりがあれば、一番心強いものです。
移住予定地に現在勤めている企業の海外支社がある場合、そこの同僚や先輩を紹介してもらうのもいいですし、出身大学や県人会などと繋がることも一つの方法です。
お子さんがいる方は、Kさんのように現地校や日本語補習校の見学なども、ぜひお勧めしたいと思います。
海外移住を考えているのであれば、移住を予定している国を計画的に訪問して生活イメージを掴み、現地のネットワークも広げていくことがやはり重要になってきます。
転職したい国への訪問を考えているけれど、実際にどう進めていったら良いのか明確でない方は、ぜひ、30分無料の体験コーチングへお越しください。お申し込みはこちらのリンクまで。
体験セッション前にご質問がある方は、mayumi@crossborderconnectllc.comまでご連絡ください。
Written by ブレナー 真由美(アメリカ)