海外転職キャリアコーチのブレナー真由美です。今回は、「人材エージェント登録の前に大事なこと」についてご紹介します。
多くの方が転職を考える際、まず思い浮かぶのは人材エージェントへの登録だと思いますが、私が20年間人材業界に関わり、数千人の方々の転職を成功させてきた経験からお伝えします。
体験セッションに来る方からよく相談されるのは、「人材エージェントに登録したけれど、何の反応もない」ということです。
その原因として、いくつか考えられる点があります。
・登録した人材エージェントが適切か?
・専門知識や経験がある方が、ジェネラルな人材エージェントに登録すると、求人案件が少ない
・1社だけに登録していないか?
・数社に登録する方が良い
・海外転職を目指している方が、日本の人材エージェントにのみ登録していないか?
・海外の人材エージェントに直接登録していないか?
まずは、ご自身のキャリアや将来の希望に合ったエージェントをリサーチしてから登録することが大切です。
ここで重要なポイントをお話しします。
海外の人材エージェントは、登録したからといって、日本のように登録面談を必ずしてくれるわけではありません。
以前、クライアントさんから「リクルーターはビザをサポートしてくれる企業を探すのが仕事ではないのですか?」と質問されました。
確かに、あなたの経験が必要な企業があれば、ビザのスポンサーになってでも採用される可能性はあります。しかし、同じような学歴や資格を持ち、ビザが必要ない候補者がいれば、その方が優先されるでしょう。
あなたの性格や努力は、面接まで進まなければ採用側には分かりません。そのため、履歴書の段階で選別されてしまうこともあります。
人材エージェント登録に話を戻すと、まずは履歴書・職務経歴書・英文レジュメがきちんと作成されているか確認しましょう。
リクルーターは応募案件に合わせて修正やアドバイスをくれることもありますが、登録前に「選ばれる履歴書」ができているかを見直すことが重要です。
完成した履歴書を用意してから登録しましょう。
特に海外では、登録面談が必ずあるわけではなく、推薦したい案件が出てきたときに初めて「少しお話をしましょう」となることが多いです。
したがって、登録前にすべき大事なことは、履歴書などの書類がきちんと整っているか確認することです。
私のコーチングでは、キャリアの棚卸をしてから履歴書作成に取り組むため、リクルーターに選ばれる書類作りをサポートしています。
登録面談になった際には、企業面接に臨むつもりでしっかりと準備してください。
リクルーターも人間です。「この人なら仕事を見つけてあげたい」と思わせるかどうかは、登録時の態度次第です。
ただし、ビザがない場合は態度や性格だけでは前に進めません。希望する国が求めるスキルや経験を持っているか、事前にリサーチすることが重要です。
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Written by ブレナー真由美(アメリカ)