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インドネシアの歌姫Raisaの生の歌声を日本13都市で聴くチャンス!

2024年10月2日
杏子スパルディ (インドネシア)

インドネシアで国民的人気を誇る女性歌手Raisa

皆さんはインドネシアのポップミュージックを聴いたことがありますか?

アジア圏の音楽といえば以前から人気の韓国のK-pop、中国・台湾・香港のC-pop、そして最近ではタイのT-popが世界的には知名度も人気も上げてきています。

インドネシアの音楽といってもそのジャンルは幅広いですが、今回のコラムではポップミュージック、そしてその中でも国民的人気を誇る一人の女性歌手についてシェアしたいと思います。

1990年首都ジャカルタ生まれのRaisa(ライサ)は、幼少期から音楽や歌うことが大好きで、中でもアリシア・キーズの楽曲をはじめとするアメリカの音楽が好きで影響を受けたと言います。

10代の頃にはインドネシアの有名歌手の楽曲にバックボーカルとして参加するなど、音楽業界での経験を積みました。

2008年、有名プロデューサーKevin Aprilioにより結成されたバンドでボーカリストとして活動。

2010年には、のちにヒット曲となる「Serba Salah」をレーベル契約等なしで自主リリース。ラジオやYouTubeでの地道な広報活動で知名度・再生数を上げ話題になりました。

その後2011年にユニバーサルミュージック・インドネシアと契約しアシングル”Serba Salah”をリリース。同年自信の名前がタイトルのアルバム「Raisa」をリリース、これが大ヒットします。

インドネシア国内の大手化粧品メーカーなどのテレビコマーシャルで楽曲が起用され、当時テレビで流れてきた曲を聴いた私も「何これ?!」と思わず曲名を調べたほど。

ぜひたくさんの皆さんに聞いてみてほしいです!

2008年のバンド活動以降、大手レーベルとの契約までの間にはカフェやライブハウスなどでカバー曲を歌う日々も過ごしたRaisa。

年齢も近いアメリカの歌手、テイラー・スウィフトもはじめは小さな野外会場などで地道なライブ活動をしていたことなど、なんとなくその姿を重ねてしまいます。

順調にソロ活動を続ける中、個人事務所設立、結婚・出産を経て今もなお人気を誇るRaisaは、昨年2023年にインドネシア国内で女性ソロ歌手として史上初のスタジアムコンサートを開催し、4万人以上の観客を魅了しました。

 

日本公演!東南アジアの人気歌手のコラボレーション

そんなインドネシアの歌姫Raisaが今年9〜10月にかけて、日本全国13のホールで歌うツアー、「アジアン・ポップス2024」に参加するというニュースを見たときは驚きと嬉しい気持ちになりました。

民主音楽協会主催のツアーで、インドネシア、フィリピン、ラオスの代表歌手3名が日本全国で公演をするというものです。

このインドネシア代表歌手に選ばれたのがRaisaです。日本の舞台で歌ったことは以前にもあるものの、こうして全国ホールツアーを行うことはなかなかないことだと思います。

「音楽が国境を越えて聴かれる」ことがもはや当たり前になっている現代、日本でインドネシアの音楽が広く知られ愛されるきっかけになればとても嬉しいです!

ライブの特設サイト:アジアン・ポップス2024 | 民主音楽協会(民音)
Raisa公式インスタグラム:@raisa6690 

インドネシア語やインドネシアの生活・文化について、インスタグラム & ブログで発信しています。ぜひ覗きにきてくださいね!

Written by スパルディ杏子(インドネシア)

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