プーリア地方の楽しい街歩き。アルベロベッロの典型的なお家
【前編】、【中編】と産後2ヶ月の赤ちゃんを連れて、ドイツからイタリアへ片道2000kmの旅をし、イタリア・プーリア地方で産後を過ごした時のことをご紹介しています。まだ読んでいない方はまずそちらをどうぞ。
イタリア滞在中は毎日朝から夕方まで綺麗な海で過ごし、夕方には車に乗って毎日違った街を散策、というハイブリッドスタイルを楽しみました。
プーリアは街歩きと発見がどうしても必要な私のような人も、日中はとにかくビーチで過ごしたい夫のような人も、どちらも満足できる要素を持つ場所で、しかもビーチも街もどちらもレベルが高く、最高です。
なぜかイタリア人にとってはそこまでメジャーな観光地ではないようで、私の周りの認知度は、「一度行ったことがある」「小さい頃に行ったことがあるかもしれない」という人がいるくらいです。
その地域や近郊の出身でない限り、イタリア人でもみんながこぞって行くという場所ではない、穴場のようです。
サレントのビーチと街歩きを両立させるためにはレッチェという街を拠点にして、朝起きて風の方向をチェックして波の少ない側のビーチを選び、夜はビーチのある側に近い街を訪ねるというのがおすすめの過ごし方です。
プーリアには美しい海に加えて、訪れて楽しい素敵な街もたくさんあります。ただ、一つ一つが離れているので、車の時間が多くなります。 飛行機でプーリアに着く方も、レンタカーは必須です。
レッチェの大聖堂の前でアペリティーボ
今回訪れた街を簡単にご紹介します!
【レッチェ(Lecce)】ゴシック建築の建物が本当に美しく、大聖堂は息を呑む素晴らしさです。レストランやバーもたくさんで毎日がお祭りのような楽しい雰囲気。
【ガリッポーリ(Gallipoli)】レッチェから1時間弱。私のお気に入りの街です。小さい海沿いの街にはぎっしりと小道が、たくさんの可愛いレストランやお店に包まれています。お魚料理が名物です。
【オストゥーニ(Ostuni)】私の大好きなこの街は、Città Bianca(チッタ・ビアンカ、白い街)と呼ばれ、丘の上に浮かび上がる美しい街。
昼間は閑散としているのですが、夜に行くと観光客とレストランで賑わう街には光が溢れ、夢の国のようです。
夜のオストゥーニ
【オートラント(Otranto)】レッチェから30分程度。シックな港町で地面も壁も真っ白。バーでアペリティーボ(食事の前にドリンクとおつまみを楽しむ)をする人たちで賑わいます。
【アルベロベッロ(Alberobello)】トップ画像にもある、トゥルーリと呼ばれる屋根の形が印象的なお家が集まる街。ご存知の方も多いかもしれません。
【ポリニャーノ・アルマーレ(Polignano a Mare)】レッチェからは2時間弱とかなり遠いのですが、宇多田ヒカルさんが結婚式を挙げられたことでも有名。ビーチは狭いですが絶景です。
ロコロトンドのワイン畑の中のバー。義理の家族と一緒に飲んだ思い出の場所
【ロコロトンド(Locorotondo)】円形の街でワイン畑の隣にあります。街の中のデコレーションも可愛く、ワイン畑の中のバーで、夕焼けを見ながらワインを楽しむことができます。昨年は義理の両親も途中から私たちにジョインしてプーリアに旅行に来たので、みんなでこのワイン畑の真ん中のバーでアペリティーボをしました。
【モノポリ(Monopoli)】小さい街ですが、これまたロマンチックな街で小さい路地に迷い込んだり夜のレストランの賑やかな感じが素敵。
他にもまだまだたくさんあって、書ききれません。
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