ワインショップに立ち寄った際のワンシーン
გამარჯობა!!(ガマルジョバ!)、こんにちは。ジョージアで移住サポートやビジネスコーディネーターを行っている宮下なみ子です。
今年も秋のジョージア下見ツアーを開催しました。このツアーでは、首都トビリシを中心に、クタイシ・バトゥミなどの複数都市を訪問し、ジョージアの生活環境や文化に触れる機会を提供しています。
今回は、スイーツ店の開店を目指す方や、家族での移住を考える方、単身での移住を計画している女性など、さまざまな目的を持った方々にご参加いただきました。
参加者の中には、ジョージア出身の映画監督オタール・イオセリアーニに憧れ、その地で映画制作を検討している方も。
「ジョージアでの生活環境が自分に合うかどうかを実際に確かめたかった」という声も多く寄せられています。
このツアーを通じて、観光だけでは味わえない、自力では到達できないようなリアルなジョージアを体験していただけたのではないかと思います。
海外移住や長期滞在を検討する際、「現地を見てみたい」という思いは誰しも抱くもの。ただ、初めての地で何をどこまで確認すればよいのか分からず、不安もつきまといます。
移住下見ツアーでは単に観光地を訪問するのではなく、「暮らす」を意識したプランを提供しています。
トビリシ在住の日本人パン屋さん「パンチョリーナ」を視察。裏話まで色々聞かせてもらいました!
下見なしで海外移住をしようとしたり、自力で全部しようとする人がいますが、情報を収集したりアポイントを取るだけでも精一杯です。
ましてや人脈ゼロの土地でディープなところに行けるはずもなく、「骨折り損のくたびれもうけ」になりがちです。
その情報収集やアポ取り・人脈作りの労力は、下見そのものや移住後の新生活に慣れるための方向にエネルギーを分配した方が断然賢いです。
下見を行う良い点の一つに参加者同士の交流があります。「同じような想いを持つ人たちと過ごす時間が励みになった」との感想もありました。
個人ではなかなか訪れにくい場所や、現地の方との交流機会を通じて、新たな気づきや発見を得られることがこのツアーの大きな特徴です。
以前のコラムで宣言しましたが、私たちも次のステップとして、2025年の秋からスペイン移住を目指しています。
現在ビザ取得のために奮闘していますが、やはり自力でできることには限界があります。自分でも情報収集をしますが、友人や知人を頼り、プロにも相談しています。
その上で、自分たちにマッチするかどうかは自分たちで見に行かなくては分かりません。
先月も2週間かけてスペインの4つの街に滞在し、移住先として適しているかをチェックしてきました。本当は学校見学もしたかったのですが、現地にコネがないので叶いませんでした。
ジョージア下見ツアーは、来年も春と秋に開催予定です。そして、夏にはフィリピンでの下見ツアー&プチ移住サポートも計画中です。
フィリピンに関しては1月に2日間限定で下見ツアーのみ開催します。興味のある方は、ぜひこちらをチェックしてください。
また、1月から5月の間、私たちはスペインのビザ申請の関係で日本に滞在します。その間に、海外移住や海外進出に関する相談会を開催します。
一緒に美味しいものを食べながらリラックスしておしゃべりする個別相談会です。場所は高知県を中心に、大阪・東京で開催します。
移住前提で具体的な相談をされる方から「どうかな〜?と思って」とおっしゃる方まで、中には「お喋りしてみたかったから!」という方もいらっしゃいます。
組める日程に限りがあるので全員とお会いできるわけではありませんが、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせは、yuimantanani@gmail.comまで。
今回のジョージア下見ツアーにご参加いただいた方から「ジョージアで自分の本質を考え直すきっかけになった」と感想をいただきました。
移住先を選ぶということは、新しい場所での生活を通じて、自分を再発見することでもあります。
「叩けよ、さらば開かれん」は、新約聖書の一節です。目の前の扉を睨んでいても、勝手に開きません。自分から叩いて扉を開きましょう。人生は一度きり。自分の人生です!
それではまた、次回のコラムをお楽しみに!ნახვამდის(ナッホァンディス/さよなら! )
Written by 宮下なみ子(ジョージア)