12月に入り、南半球にあるオーストラリアは夏本番。
海外からの観光客が押し寄せて、街は大賑わいになっています。
日本人観光客にも人気が高いオーストラリアは、この時期になると観光地のあちこちで観光客らしき日本人のおしゃべりが聞こえる時があります。
海外旅行といえば、言葉が不安要因になることってありますよね。
今はAIの発達で翻訳ソフトなどを使う人たちも増えてきましたが、日本を飛び立つ前にいくつかのフレーズを準備していくと、旅がより楽しめるかもしれません。
今回は、私が住むオーストラリアでオージーたちが普段よく使うフレーズを紹介します。
言い回しもそうですが、発音もとてもオージーらしいので、ぜひ覚えてオーストラリアで使ってみてくださいね。
これはおなじみの挨拶フレーズ「How are you?」と同じ用法で使うオージーフレーズです。
実はこの「How are you?」も「How are you going?」も「リトリカルクエスチョン(Rhetorical question)」と言われるもので、答えを求めていない質問なんです。
オーストラリアのカフェの店員さんたちはフレンドリーな人が多く、お店に入ると、「Hi, How’re you going?」と気さくに言われることがしばしば。
でも店員さんは、「あなたが元気なのか」とか「あなたの今日の機嫌はどうなのか」などを聞いているわけではありません。
なので「え~っと、私、元気だし、体調もいいし、、」など、詳しく考える必要は全くなし。さらっと、「I’m good! And you?」と答えましょう。
日本語に訳しにくい「How’re you going?」ですが、私はいつも「やぁ!」とか「ども!」と受け取るようにしてます。
あなたもオーストラリアのカフェで地元民気分で、店員さんに使ってみませんか?
これはオーストラリアで頻繁に使われる褒め言葉の一つです。
ちなみにLegendは「伝説」「伝説的人物」という意味があり、過去の大業や過去に大業を成し遂げた人に使われる単語です。
このことからか、オーストラリアでは、何か人の役に立ったり、助けてくれた人に対して褒め言葉や感謝の意を表す時に「You are a Legend!」と言います。
先日、私が働く精神障害者グループホームに住むクライアントが、夕食後にお皿や鍋を全部洗ってくれた時に、「Thank you! You are a Legend!」と言って感謝を伝えました。
オージーイングリッシュの代表選手と言ってもいい「You are a Legend!」。オーストラリアの旅先で誰かに助けてもらった時などにぜひ使ってみてくださいね。
日本では「マック」や「マクド」の愛称で知られるマクドナルド。
こちらオーストラリアでは、マクドナルドは「Macca’s(マカズ)」の愛称で親しまれています。
オーストラリアにも星の数ほどマクドナルドが展開しており、日本とオーストラリアのマクドナルドのメニューの違いを楽しむ日本人観光客の方もいらっしゃいます。
ちなみに、オージースラングの「Macca’s run(マカズラン)」も紹介しておきましょう。
夜にマクドナルドのドライブスルーに行くことや、車でマクドナルドに行きテイクアウトすることを「Macca’s run」と表現します。
この「Macca’s run」は、必ずしも夜でなくてはいけないということではありません。オーストラリアの旅先でマックが恋しくなった時、タクシーに飛び乗って、
「I want to do a Macca’s run. Take me to the nearest Macca’s」と頼んでみてはいかがでしょうか?
オーストラリアにはこの他にも独自の表現やスラングがあります。現地の言葉を使って、オーストラリアの旅をより楽しいものにしてください!
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Written by 野林薫(オーストラリア)