毎日の気温が29度前後の常夏で過ごすクリスマスが、今では不自然に思わなくなってきました。
イスラム教徒が60%以上を占めるマレーシアでは、クリスマスは公式には祝わないということになっていますが、ビジネスに繋がるまたとない機会。
ショッピングモールやホテルでは、年々クリスマスの飾りが華やかになっている感じがします。
全館をあげて華やかな飾り付けをする所が多く、ギフトの無料ラッピングコーナーやクリスマスマーケットが設置されたり、12月の週末には雪もどきを降らせたりと、本当に華やかなフェスティブシーズンを感じます。
ほとんどの4-5つ星ホテルでは、クリスマスやニューイヤーのビュッフェを開催したり、ローストターキーなどのご馳走や、ギフト用のかわいらしいケーキやクッキーを予約販売しています。
今年は9つのホテルのクリスマスビュッフェと、8つのホテルのクリスマスアフタヌーンティーのメディアプレビューに招待いただきました。
2週間ほぼ毎晩ローストビーフとターキーとロブスターをいただき、100枚以上の写真やビデオを撮って編集するという作業が続きました。
ビュッフェの前にクリスマスツリーの点灯式やクリスマスキャロルを聴いたりするので忙しいのですが、華やかで心躍る時期です。
2024年のクリスマスイブビュッフェの大人価格は、RM200-RM320 (¥7000-¥11200)のところが多く、平均すると¥8000前後。結構しますよね。
普段のホテルビュッフェはマレー料理、インド料理、中華料理、西洋料理が満遍なく並びますが、この時期は圧倒的に西洋料理、ローストミート、豪華なシーフードがハイライト。
ターキーやローストビーフはもちろんのこと、スペシャルな料理だと、オーストラリア和牛の40KGのホールレッグのスローローストや北海道生ウニを載せたトリュフのカッペリーニ(ヒルトンクアラルンプール)、水槽で生きている海老のグリル(インターコンチネンタル)など、あっと驚く料理も並びます。
最近のホテルビュッフェのトレンドだと、さまざまな産地の生牡蠣はもちろんのこと、ボストンロブスターやサバ産のローカルロブスターが楽しめるロブスタービュッフェがお目見え!
その場で1皿ずつ仕上げてくれる数種の手打ち生パスタコーナー、丸ごとパルミジャーノレッジャーノチーズの中で作るリゾットやパスタやシーザーサラダ、丸ごとサーモンをスチームして、きゅうりスライスなどをきれいに並べた前菜。
この辺りは多くのホテルでいただくことができます。
ビュッフェの仕上げはデザート。これはもうホテルならではの、色とりどりで可愛らしいお菓子のオンパレード!
列車に見立てたボックスにケーキを並べたり(プルマンKL)、サンタやスノーマンなどクリスマス柄のクッキーやチョコレートはもちろんのこと、お腹いっぱいでも手に取りたくなるお菓子がたくさん。
シトラスクリスマスがテーマのホテル(ウェスティンKL)では、オレンジカラーのお菓子が勢揃いでした。アフタヌーンティーでも食べるのが惜しくなるようなデザインのお菓子に出会えます。
華やかな季節。豪華な食事でこの1年を労いましょう。
クリスマスが終わると、マレーシアではすぐにチャイニーズニューイヤーの季節がやってきます。美食の季節は続きます。
土屋芳子のインスタグラムにさらにたくさんの写真、を載せています。こちらもぜひ見てみてくださいね!
飲食業界(F&B、食品メーカー)向けのビジネスマッチング、視察コーディネイト・ガイド、ハラル製品化コンサルティングについて仕事を受けています。お問い合わせはインスタグラムメッセージからお願いします。
・InterContinental Kuala Lumpur
Written by 土屋 芳子(マレーシア)