ALOHA! アメリカハワイ州在住歴8年目のMitsukiです。私はアメリカハワイ州で正看護師(現在は訪問看護師)として働く傍ら、国際的に活躍したい看護師さんたちをサポートする会社BeLightの代表としても活動しています。
最近、BeLightでは新たに運営メンバーを迎えました。ミッションやバリューの見直しを行い、メンバーが同じ方向を向いて進めるように話し合いを重ねています。
その中で「自分はなぜ起業活動をしているのか」「何を伝えたいのか」に思いを馳せるようになりました。
どんなことにも背景があり、想いがあります。その想いこそが人を動かし、形なきものを形にし、存在しないものをこの世に生み出す原動力となります。
その想いから日々やるべきことが生まれるのですが、気が付けばタスクに追われて疲れてしまい、「何のためにやってるんだろう?」と思う瞬間が来るでしょう。
そういう時に立ち返れる場所や思いがあることは、心に休息を与えることができます。
BeLightのサービスはコミュニティとしてサポートすることを基本にしており、個人に対するサービスは基本的に提供していません。
それにもさまざまな背景や理由がありますが、特に大きいのは「周りに頼ること、助けを求めることを恥としない」ことを大事にしているからです。
アメリカで看護師として働く上で、働きやすさの大きな鍵となったのは、「自分ができること・できないことを知り、できないことを周りに伝える」ことでした。
何も口にしなければ「分かっている」「できている」と推測され、仕事が増えたり、誰にも気にかけられなくなります。
一方で、自分が「何ができるか・できないか」をはっきり伝えると、助けを得やすくなり、仕事のしやすさが劇的に変わりました。
助けを求めることを弱さや迷惑と捉えてしまう心がありますが、そうではないことを知り、現場の世界へ羽ばたいていってほしいと思います。
「アメリカで看護師免許を取得してはどうか」と大学の先生に言われた時、「自分には到底そんなことはできない」と思いました。
結局、「やってみるか」と思えたからこそ、今の生活、そして自分の会社が存在しています。
「自分には能力がない」と思うことは謙遜しているようで、実は周囲の可能性も否定していることにつながりかねません。
私自身活動を重ねるにつれて、知らないことやできないことがたくさんあることに気づき、自分が不適正で能力がないと落ち込むことも多々あります。
だからこそ、それができる人への尊敬の気持ちが生まれたり、頼ることや感謝することを改めて知ったり、誰かに対して共感を抱くきっかけになるのです。
新しいメンバーを迎える中で、正直なところ、変化を拒む気持ちにも気が付きました。
慣れ親しんだものから新たな変化に反する気持ちが生まれることは自然なことであるとと思いつつ、新しい可能性と成長を受け入れたいと期待もしています。
「自分自身がその良き変化の妨げになっていないか」を身をもって学んでいる最中です。
今年2024年も終わりを迎えようとしています。皆さんにとっては、どんな一年だったでしょうか?
可能性に期待をしつつ、心踊らせながら新しい季節を迎え入れたいと思います。
Written by 研谷美月(アメリカ)