ジョージア・クタイシの街のシンボルであるバグラティ大聖堂の前で、新年の家族写真
新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて皆さま、2025年の抱負はもう考えましたか?そして、去年2024年の目標は達成できましたか?
私は2024年の目標として掲げた目標は…、実はあまり達成できませんでした。目の前の日常に追われてしまい、振り返る時間を取れなかったのが原因だと思います。
年々時間が過ぎ去るスピードが早くなっていて、本当に「あっ!」と言ってる間に1ヶ月が終わっているように感じます。みなさんはいかがですか?
そんな私ですが、夢は着実に叶えていると感じています。
コツは、「1年の抱負を掲げすぎないこと」。
矛盾しているようですが、繋がっていると私は思います。しっかりとした抱負・壮大すぎる計画を掲げると、達成できなかった時に挫折感・劣等感を感じてしまいます。
目標達成は本来楽しいはずなのに、そんな気持ちになっては達成できるものも達成できません。
そして、夢を叶えるもう一つのコツは、「数年先の方向性を見据えること」。
私は年間計画とは別に「7年間の計画」を立てています。計画といっても、ガチガチに固めたものではなく、「この7年間にどの夢を叶えたいか」という夢リストのようなものです。
2年前のモロッコ旅。「いつか砂漠に行きたい」の「いつか」は自分で決めないと実現しません。
冒頭でも書いた通り、私たちの時間は年々加速しており、今年の目標を前年の年末に考えているようでは目の前のやることに追われてしまい、大きな目標は達成できません。
車の運転をする人は分かると思うのですが、運転する時は少し遠くの進行方向を眺めつつ、目の前の安全に注意を払いますよね。
人生でも同じで、少し遠くを見据えておかないと正しい方向に進むことはできません。目の前だけを見て運転するのは霧の中を運転するような状態です。
そして、この「7年」という理由についてですが、10年以上の計画は先が見通せなくなって、無茶な計画を立てがちです。かといって、3年は直近すぎて夢の要素を入れる余裕がありません。
7年という期間は遠すぎず近すぎず、適度に無謀になれるちょうど良い期間です。
元々は、私が昔、仕事でお世話になったとある起業家の社長さんが毎年「7ヶ年計画」を発表され、それを私がマネをしました。
当時の私の夢は「子連れ海外移住」でしたので、7年間のうちいつ実現させるか、どう時間を過ごすかと「7年間の計画」を立てました。
そして7年の間に実際に実現させました!
あと単純に「7」という数字は「ラッキーセブン」と言われるように縁起の良い数字なので、なんとなく気分が上がるというのもあります。
この「気分が上がる」というのはプランニングにはとても重要です。
7年計画を立てて子連れ海外移住の夢を達成し、その時の経緯を本にまとめました
その計画を見ただけで気分が上がる、つまり「ハッピーな気分になる」ということはとても大切です。
目標達成のためには血の滲む努力が必要だったりもしますが、ご褒美・目標があるからこそ頑張れます。だから、計画はワクワクする内容じゃないとダメなのです。
その7年の計画を実行するためには、3年後はどうあるべきか。では、この3年間はどう過ごすべきか。「じゃあ今年の1年間は?」と、ゴールから逆算して今年の目標を立てる。
そして、今年の目標を達成するために、「1月はどう過ごす?2月は?3月は?」とタスクに落とし込みましょう。
1年間の計画は、夢というよりは「こなすべきタスク」です。もちろん目標達成できた方が良いのですが、実際に動いてみると去年の私のように達成できない場合もあります。
それでも挫折感を持たずに未来を見据えることができるのは、「目の前の目標は達成できなかったけど、夢にはちゃんと近づいている」という手応えだと思います。
皆さんもぜひ「どんな7年間を過ごしたい?」と考えてみてください。
この計画の立て方について詳しくは、拙著『継続できる子連れ海外移住』にまとめています。
年表を作って現実に落とし込んでいく手順と、目標達成のための取捨選択についても書いています。
Kindle Unlimited会員は無料でお読みいただけますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。それではまた、次回のコラムをお楽しみに!
Written by 宮下なみ子(ジョージア)