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国際看護師が実践する継続のコツと目標設定法

2025年2月17日
研谷美月 (アメリカ)

何があってもやめない!継続のコツ

ALOHA! アメリカハワイ州在住歴、8年目となりましたMitsukiです。

私はアメリカハワイ州で正看護師(訪問看護師)として働く傍ら、国際的に活躍したい看護師さんたちをサポートする会社BeLightの代表としても活動しています。

今年でBeLightの活動も5年目を迎えます。

いろんなことがあった5年。とにかく何があっても継続すること、止まってもやめないことを目指してここまできました。

最近、看護学生さんと話す機会があり、「続けるのが苦手なんです」という質問を受けました。

今回のコラムでは、私なりの継続のコツを書いていきたいと思います。

Atomic Habits」という本がありますが、この本で学んだことなども参考にしています。

 

目標の立て方を見直す

まず、目標を立てるときに「具体的であるのか、そして達成可能な目標であるのか」を見直す必要があります。

国際的に働く看護師を目指す方たちと話すことや相談を受けることが多いのですが、「海外で働きたい」「国際的に働きたい」という夢を叶えるために、「英語を上達したい」を目標に上げる場合が多く見られます。

「英語を上達したい」だと具体性に欠けて、そこから次にどんなステップを取るべきなのかわからなくなってしまいます。

そして、「毎日1時間勉強する」といった、現実に達成することが難しい目標を立ててしまうことになります。

目標を達成できないことが続くと、自分のことが「続けられない、できない人間」に思えて、モチベーションも下がってしまいます。

例えば「毎日5分勉強する」とすれば、5分は毎日時間を見つけられるはずです。まずは達成可能な目標を立てましょう。

 

新習慣を身に付けたい時は「ブロック式」

ブロック式とは、新しい習慣などを身に付けたい時に、何かすでに確立している習慣に新しい習慣をくっつける方法です。

私自身は最近、どうしても面倒くさくてサボりがちになってしまうストレッチをする習慣を身に付けたいと思っています。そこで、走った後にすぐにストレッチするようにしました。

また、すぐに始めることができるように、ヨガマットレスを置いたままにしておくなどの工夫もしています。

さらに新習慣のための一定の時間を設けることも、自然と行動に移せるようになるのに効果的かと思います。

ついつい仕事をしたくなってしまうのですが、何があってもどれだけ仕事が残っていたとしても、「一旦18時になったらランニングに行く」と決めて、実践するなどの工夫をしています。

 

仲間と一緒に

一人で目標を立てて達成しようとするのは、私としてはかなり難しいと思います。人間は思っているよりも容易に怠惰になってしまいます。

自分との約束だけではなく、誰かとの約束がある方がそれを継続し、守っていけるような気がします。

SNSで投稿をしたり、周囲の人に公言したり、誰かに見える形で共有をすると、少し監視されているような感じがして、「やらないと!」と思えます。

英語では「アカウンタビリティ(Accountability、説明責任)」と言ったりしますね。

以前、看護学生さんが国際看護師さんたちのことを「反復の鬼」と呼んでいて、まさにそうだと思いました。

何かを達成すること、成し遂げるには、とにかく毎日同じように見えることをやり続けることができるそんな力が必要です。

必ず上がったり下がったりするモチベーションに頼らず、「習慣」を味方につけたら、自然と夢も近づいてきます!お互い頑張りましょう。

Written by 研谷美月(アメリカ)

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