こんにちは、カリフォルニアより海外転職キャリアコーチのブレナー真由美です。中国の旧暦のご正月が明け、労働市場が活発になる時期がやってきました。
特に香港や中国で人材紹介業をしていた経験から、春節明けの労働市場は例年、非常に活発になることを実感しています。
この傾向は香港や中国だけではなく、世界には中華圏の人たちがとても活躍しています。
特に転職に人気のシンガポールなどのアジアだけではなく、北米やオーストラリアにも広がっています。
世界の中華圏人口(約16億人)の多さを考えると、これからの時期が世界的なビジネスに与える影響は非常に大きいです。
転職を考えている方にとって、これから6月くらいまでの期間は世界各国で労働市場がとても活発になるので、この時期を逃さないように転職活動に力を注ぎましょう。
日本では転職活動に3か月から半年ほどかかると言われていますが、海外転職の場合はそれ以上の時間が必要となります。
目安として、比較的就労ビザのハードルが高くない国、シンガポールを除く東南アジアの国々では半年ほどで決まるケースもありますが、欧米圏では1年から2年はかかると考えておいた方がよいでしょう。
参考として、私が専属コーチをしている「せかいじゅう成功者ストーリー」のYouTubeチャンネルをご視聴ください。
本チャンネルでは、ベトナムやウズベキスタンで転職を成功させた私のクライアントや、アメリカで転職を成功させた方々のインタビューをしています。その中で転職にかけた期間なども話しています。
欧米圏の労働市場では経験が最重要視される傾向が強いため、20代の方が海外転職を目指す場合、経験不足が大きなハードルとなります。
そのため、20代の方は短期的に転職を成功させるよりも、長期的な戦略を持って転職活動を進めることが重要です。
例えば、現職で経験を積みながら、並行して語学力や専門知識を磨き、将来的な海外転職を見据える戦略が有効です。
一方、30代、40代以上の方は実務経験が十分にあるため、欧米圏への転職のチャンスも高くなります。
ただし、その前に現地の転職市場を理解し、希望する国の就労ビザの条件や労働市場の動向を確認する必要があります。
また、語学力や必要な資格・学位についても把握し、転職活動を始める前に不足しているスキルを補っておくことが大切です。
アジア圏、特に東南アジアは依然として経済成長が続いており、現地への駐在員や現地採用の日本人の採用はまだまだ活発に続いています。
日系企業の進出が活発なタイ、ベトナム、インドネシアなどでは、日本語と英語や現地語を使える人材が求められる傾向にあります。
製造業の多い東南アジア圏では、工場の管理職や技術職、生産や品質管理者が求められます。また、現地法人での管理職や営業、貿易事務などの分野でも採用のニーズが高いです。
欧米圏では、単に日本語と英語ができるだけでは話にならず、現地で即戦力として活躍できるスキルや経験が求められます。
特に自動車や半導体、機械関連の工場での管理者、技術者や会計・財務関係、また、現地法人での営業やIT業界での技術者、プロジェクトマネジャーなどは就労ビザ取得のチャンスも広がります。
欧米圏では、現地での資格や学位、語学力が求められることもあるので、転職を目指す場合は、必要な資格を事前に取得するなど、準備に時間をかける必要があります。
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