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フランス人の夫あるある!?驚きの文化と日常エピソード5選

2025年3月3日
Towami (ドイツ)

フランス人夫と結婚して驚いたことって?

こんにちは、スイス生活8年の後、2018年末からドイツに住んでいるTowamiです。

私は2018年にフランス人の夫とフランスで結婚しました。フランスでの手作り感満載の結婚式準備の様子は、以前のコラムでご紹介しています。

私自身はフランスに住んだことはないのですが、「フランス国外に住むフランス人夫の葛藤」も毎日面白く観察しています。

今回は「フランス人と結婚して驚いたこと、普段の生活で笑ってしまうフランス人夫あるあるエピソード」というテーマで、いくつか紹介したいと思います。

フランス人だからといって全員をひとまとめにすることはできませんが、周りのフランス人男性の友人を見ていても似たような部分があるという点をいくつか取り出してみました。

 

① 料理ができる

2010年にスイスのジュネーブに住むようになってびっくりしたのが、男友達がみんな家で料理をすることでした。

「今日はみんなでうちで一杯飲もう、軽くご飯を食べよう」と言って男友達の家に集まると、サッと作った手料理が出てきて、東京から来てすぐの私は感銘を受けたことを覚えています。

フランス人やスイス人に限らず、ヨーロッパの男性は簡単なものでも自分で料理する人が多い気がしますが、特に食にうるさいフランス人男性は、料理男子率が高いように思います。

私の夫は特に料理が好きで、毎週末にイタリアン、フレンチなどいろいろな美味しいご飯を作ってくれます。近年はお刺身を捌いたり、唐揚げやお味噌汁を作ったり、キムチなども作り始めました!

上の写真は夫が最近作ったパスタです。エビの殻でビスクソースも作っていました。

 

② パティスリーとパンへの情熱

どちらも夫の手作り。左:苺のフレジエ 右:チョコレートコーティングのケーキ

今は違うかもしれませんが、私が日本にいた15年前は、あまりスイーツにこだわる男性が周りにいませんでした。

一方でフランス人は、男性でもパティスリーの見た目を含むクオリティにとてもこだわる印象が強いです。

仕事ではたくさんのフランス人のお客さんともお会いしますが、パティスリーにこだわりがあるフランス人男性や、海外在住のフランス人の方で、フランスに帰る度にパティスリー巡りをしている方が多くいらっしゃいます。

夫も普段はまったく甘党ではないのですが、綺麗で美味しいフレンチパティスリーには目がありません。パリなどに週末に一緒に行くと、有名なパティスリーを事前に調べては1日にいくつもハシゴしています。

私たちが住むドイツのケーキは、大きくてがっつりしていてデコレーションがちょっと大雑把。なかなかフランス人の興味を引く見た目やお味のパティスリーがありません。

それもあってドイツに来てから、夫が家でいろいろなスイーツを作るようになりました。マドレーヌ、マカロン、フランパリジャン、トリュフチョコレートなどです。

また、フランス人は単女ともにパンのクオリティにうるさい方が多いように思います。良いパンがあるとそれだけで幸せそうです。

ドイツは黒パンが中心で、フランスのバゲットのような白くてふわふわのパンが少なく、美味しいチーズに合わせるパンがないといつも嘆いています。

そのため、ドイツに住み始めてからパンも自分で作り始めましたが、外はカリッと中はふわふわのバゲットはなかなか難しそうです。

 

③声が大きい、話す時に喧嘩腰!?

私が初めて妹に夫を紹介した時、彼の声の大きさに妹が驚いて飛び上がっていました。

声の大きさは人それぞれなので、もちろん声が小さいフランス人男性もいらっしゃると思いますが、日本人に比べると声が大きく、さらに自分の意見を主張する方が多い印象があります。

喧嘩しているわけではないのですが、自分の意見を強く主張するので、口調的に相手に喧嘩をふっかけているように感じて、「え、待って、何でここで喧嘩?」と思って焦ってしまうことがよくありました。

私自身も「なんでそんな言い方するの?」と怒ったことが何回もあります。「次第にそれは単にそういう話し方なだけ」と理解しました。

また、フランス人は自分と違う意見の人に異議を申す時に、あえて眉をひそめて険しい顔で「そうは思わない」ということを主張する傾向があると思います。

それにも慣れるまで、「そんなに強く批判しなくても良いのに!」と一人で悲しく思っていました。

 

④「キス」と「愛してるよ」の回数がとても多い

こちらは真のフランス人夫あるあるだと思うのですが、通りすがりやふと気づいた時に、普通にキスしてきます。家の中でも外でも、どこでもです。

付き合い始めて最初に日本に夫と行って友達と一緒にご飯を食べている時に、あまりに夫が頻繁にキスをしてくるので、「きゃーラブラブだね!」と言われましたが、別にラブラブという雰囲気でなくても、普通によくキスしてきます。

義理の家族を見ていても、かなり頻繁にそれぞれのパートナーとキスしています。ちなみにドバイに旅行で行った時、「ここはアラビックカントリーです」と注意されたことがあります(笑)。

また、何かちょっと話した後や電話の最後、通りすがりに「愛しているよ」と言います。1日に20回以上は言われます。

もはや深い意味はないと思うのですが、口癖になっているように感じます。

実際、義理の両親を見ていても、結婚して40年経ってもふとした瞬間にキスをして、「愛しているよ」と言い合っています。習慣になっているのだと思いますが、微笑ましいです。

 

⑤ 海外で会うフランス人は皆友達

大聖堂のシャガールのステンドグラス。去年行ったシャンパンの発祥地「ランス」の街にて。

旅先や空港、海外の道端やスーパーでフランス語で話しているのが聞こえると、自分も大きめの声でフランス語を話して「フランス人であることをアピール」し、ものすごく積極的に話しかけに行きます。

そして、フランス人同士で嬉しそうにフランス語で話し、すぐに仲良くなります。

このおかげで旅行の耳寄り情報を得たり、いろいろとお得なことが確かにありますが、フランス人というだけでもはや自動的に皆友達です。

おそらく、フランス人はフランス語を話す人が好きというのもあるのでしょう。

私の経験上、フランス語を学んで実践するのは、ドイツ語などより簡単にできるように思います。フランス語学習について書いたコラムもご参照ください。

日本人の私は旅行先で日本人を見ても、特段積極的に話しかけて仲良くなろうとしたことはないのですが、たまに「このぐらいした方が、いろいろと面白い情報も得られて良いのかな」と思う時もあります。

他にも、家族には毎週末欠かさず電話をしていたり、愛国心の強さからか海外でオランジーナを見ると喜び勇んで買って飲んだり、とにかくチーズに目がなかったり、さまざまなことが日本人の私の目から見て、フランス人夫の言動で面白いなと思うことがいろいろとあります。

きっと、フランス人の夫や義理の家族から見た私は、同じように「日本人って変わっているな」と思われていることでしょう。

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Written by Towami(ドイツ)

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