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ハワイで医療・看護研修を実施。研修の設計、学びと展望

2025年3月17日
研谷美月 (アメリカ)

研修プログラムの内容と設計

ALOHA! アメリカ・ハワイ州在住8年目となりましたMitsukiです。

私はアメリカハワイ州で正看護師(訪問看護師)として働く傍ら、国際的に活躍したい看護師さんたちをサポートする会社BeLightの代表としても活動しています。

この度、2025年に初めて、日本の医療系グループ会社のハワイでの医療・看護研修のコーディネートを担当させていただきました。

この研修の目的は、アメリカ(ハワイ)の医療を学び、日本の医療に革新的なアイディアを取り入れること。

事前に参加者の方々の関心がある分野や学びたい内容をヒアリングし、それに合った医療機関をリサーチ・調整するところから準備がスタートしました。

研修受け入れのコーディネートは初めての経験だったため、すでに実績のある方にもご協力いただきながら、受け入れの調整を進めました。

幸い、私のこれまでの経験と参加者の希望が重なる部分が多く、過去に勤務した医療機関とも改めてコンタクトを取って、コロナ禍以降は減少していた施設見学や看護師のシャドーイングまで可能となり、大変貴重な機会となりました。

 

研修プログラム中の様子

研修前には、アメリカの医療システムや見学する施設の概要を事前講習で学ぶ時間を設け、スムーズに研修に臨めるよう準備しました。

研修期間中は、アメリカと日本の医療を理解している看護師が立ち会い、通訳のサポートも行いました。

事前講習でも活発に質問が飛び交っていましたが、その姿勢が現地での研修中にも積極的なディスカッションにつながっていたと感じています。

参加者の皆さんの熱意と学びの姿勢に、私自身、大変感銘を受けました。

受け入れ側の医療機関も、参加者の皆さんの学ぶ姿勢に深く感銘を受け、

「こんなに熱心に学ぼうとしてくれるのは嬉しい!」
「次回の研修はいつ?また受け入れたい!」

と、今後の研修への期待の声もいただきました。

 

研修後の学びと今後の展望

これまで、アメリカ・ハワイの医療と日本の医療の違いについての講義やセミナーを行う機会は多くありましたが、実際に現場を一緒に見て、学ぶ機会は限られていました。

今回の研修を通じて、参加者の皆さんから、

「日本の医療現場でもこんな取り組みができるのでは?」
「自分の職場でこのアイデアを活かしたい!」

といった声が上がり、改めて実践的な研修の意義とやりがいを強く感じました。

私は普段、アメリカで看護師を目指す方々のサポートを中心に活動していますが、今回のような研修を通じてモチベーションの向上や学びの加速につながることを改めて認識する良い機会となりました。

これからも、国際的に活躍する看護師の皆さんをサポートできるよう、様々な研修・学びの機会を提供していきたいと思います。

Written by 研谷美月(アメリカ)

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