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30代・40代のキャリア中断の不安…ブランクを武器に変える方法

2025年3月19日
岩井真理 (日本)

30〜40代のキャリアの中断に関する悩み

みなさん、こんにちは。世界中どこにいても輝けるキャリア&ライフを応援する真理です。

今回はいつもの「個別お悩み相談」から形式を変え、日頃私がお受けしているご相談の中から、「年代別・お悩み別」にまとめて、考え方のヒントなどをお伝えしていこうと思います。(相談内容は、個人が特定されないよう編集しています)

本日のテーマは「30〜40代のキャリアの中断」です。以下のようなご相談が多く寄せられます。

・結婚を考えている相手が海外駐在員で、海外に住む可能性があります。仕事を辞めて行くべきか、それとも日本で自分のキャリアを続けるべきか悩んでいます。

・夫の転勤で海外へ行くことになりましたが、自分のキャリアが止まってしまうのが不安です。

・現地での仕事探しが難航しています。日本での職歴を活かせる仕事が少なく、ビザの制約もあって思うようにいきません。どのようにキャリアを築いていけばよいでしょうか?

・日本に戻ったときにキャリアのブランクにならないかも心配です。海外移住後もキャリアを継続する方法を知りたいです。

 

海外駐在帯同の理想と現実

最近では女性だけでなく、男性が女性の海外転勤に帯同するケースも増えていますので、「ウーマン」に限らず、これは男女共通の課題になりつつあります。

帯同した場合、海外でも仕事を見つけられるのか?語学力やビザの壁があり、思うようにいかないのが現実という声も聴きます。

一方、コロナを経てリモートワークも増えたので、日本の仕事をリモートでそのまま続けるという選択肢もなくはないですが、職種によるのもまた現実です。

現地で新しい仕事に挑戦するのもアリだろうけど、今までと違うことをして、日本に戻ったときにキャリアのブランクにならないかを心配される声も聞かれます。

ただでさえ世の中の変化のスピードは早く、「常にキャッチアップしていかないと積み重ねてきたキャリアが台無しになるのではないか」と不安な気持ちになりますよね。

自分が日本にいない間に、周囲はどんどんキャリアアップしていきそうで、気が気ではありません。

 

まだ行ってもいないのに、もう帰国後のこと?

とはいえ、海外生活にも少なからず魅力を感じ、これはチャンスなのか?リスクなのか?決め難い選択です。揺れる気持ち、よくわかります。

ところで、これらのご相談をいただくたびに私が思うのは、「まだ行ってもいないのに、もう帰国後のことを考えてるんだなぁ」ということです。

私が20代後半で初めて海外へ帯同した時は若かったこともあり、かなり楽天的に考えていました。何年か海外で暮らしても、転職も視野に入れて考えたら「何とかなるんじゃない?」ってぼんやり考えていました。

ミドルになって二度目の時は、役職に就いていたこと、帰国後の年齢の事もあり、少し慎重になりました。

それでも逆に、積み上げてきた経験や取得した資格など、自分のスキルについて棚卸してみたら、また「何とかなるんじゃない?」と思いました。

結果、それぞれ何とかなっています。

今振り返ると、年代こそ違え、2回とも帰国後の未来よりこれから始まる新しい生活の方にワクワクしたのが、帯同するモチベーションになりました。

そして、渡航後も先のことはさておき、新しい生活を満喫しました。

次のページ目の前のことに真剣になれなければ、未来はない

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