「Xin chào!(シンチャオ)こんにちは!」ベトナム・ホーチミン在住のグローバルキャリアコーチYukaです。
3月・4月は出会いと別れの季節。この時期、異動や転勤などで海外生活を始める方も少なからずいるのではないかと思います。
慣れない土地で生活を始めるにあたり、考えることは山ほどありますが、意外と大きな問題が「現地での友だちづくり」。
生活を円滑に進めるためにも在住者同士のつながりはとても大切ですが、いざその状況に置かれるとどのようにきっかけを作ったらよいのか、始まりから思った以上に悩む方も多いと聞きます。
しかしながら、日本にいた頃には考えもしなかったような多様な人との出会いが訪れるのも海外生活ならではの魅力です。
日本人同士であっても、異なるバックグラウンドを持つ者同士のつながりは、新たな視点をもたらし、人生をより豊かにしてくれます。
今回は大人だからこそ考えたい多様なつながりづくりのヒントについて、私の経験も踏まえてまとめてみました。ぜひこれから新生活をスタートする際の参考になればと思います。
異文化の中で築く多様なつながりには、大きく分けて3つのメリットがあります。
異なるバックグラウンドを持つ人々と関わることで、自分の中の固定観念が揺さぶられ、新しい価値観に出会うことができます。
生活習慣から仕事、子育て、教育、家族や夫婦の形に至るまで、国や文化が違えば本当に多種多様な考え方や選択肢があることに気付かされます。
私自身、このような体験が自分が持っている価値観の枠組みを改めて知る機会になり、「では、私はどうしたいか?」を考えるきっかけになりました。
日本では「長く付き合うことが良い関係」という価値観が根強いですが、海外生活はいつかは終わりを迎えるもの。
その時期に同じ場所でお互いの人生が交わったことがある意味、奇跡的とも思えるのが海外での出会いであり、「今この瞬間を大切にする」人間関係が多く見られます。
一期一会を大切にしながらも無理のない距離感で付き合うことを学ぶことで、気楽に新しいつながりを築けるようになります。
多様な人と関わることで、自分では考えもつかなかったような機会に巡り合うことがあります。
主催している「予約不要の気軽なお茶会」Coffee Chatでは、駐在帯同の方が多く参加してくださるのですが、皆さん驚くほど多彩なキャリアや経験をお持ちの方ばかりです。
そんな皆さんの「何かやってみたい」という気持ちを応援し合う雰囲気があるので、そこから新たな活動のきっかけを得たり、これまでのスキルや経験を新しい挑戦やチャンスに繋げていく方が増えています。
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