3か国が合流する川をバックに。良いお天気ならここから夕陽が見られるけど、雨で曇っていたため見れず。
Ola、ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。前回のコラムでは、ブラジル側から見たイグアスの滝の楽しみ方をご紹介しました。
イグアスの滝を訪れる人の中には、近くにある「三国国境(Tríplice Fronteira /トリプル・フロンティア)」を観光する人も多いです。
三国国境とは、ブラジル(街名:フォス・ド・イグアス)、アルゼンチン(街名:プエルト・イグアス)、パラグアイ(街名:シウダー・デル・エステ)の3か国が、イグアス川とパラナ川の合流点で接している場所で、川を隔てて国境がはっきり見える、世界的にも珍しい場所です。
とてもユニークで歴史的・文化的にも面白い場所だと聞いていたので、イグアスに行くことが決まって、絶対に行きたいと思っていました。
見どころは、各国にそれぞれ「三国国境のモニュメント」があり、国旗のカラーで彩られていること。ブラジル側からは、アルゼンチン・パラグアイ両方のモニュメントを川越しに見ることができます。
展望スポットもあり、ブラジル側からは観覧車で三国を一望できます。時期限定で、3か国のモニュメントがライトアップされるナイトイベントもあります。
ブラジル側の三国国境「Marco das Três Fronteiras」
三国国境は同じエリアなのに、まったく違う文化・言語・料理・雰囲気が体験できるのも魅力です。
ブラジルは陽気でカーニバル気分、ポルトガル語を使います。
アルゼンチンはおしゃれで情熱的、スペイン語を話します。
パラグアイは市場がにぎやかでアジア系のお店も多く、日本人移民も多いんです。使われる言葉はスペイン語、もしかすると日本語もあるかもしれません。
パラグアイ側の国境の街、シウダー・デル・エステは、免税店や市場が立ち並ぶ観光地として知られているエリアで、「南米の秋葉原」とも呼ばれています。
そのため、観光客も多いですが、スリ・詐欺に注意が必要です。
アルゼンチン側の国境プエルト・イグアスは、かわいい街で、ルゼンチン料理とワインが魅力です。各国のモニュメントが並んでいるため、「国境好き」「地理好き」にはたまらないスポットとなっています。
入国審査はありますが、パスポートがあれば1日で3か国を回ることも可能です。「1日に国を3つ制覇できる」のは、旅行者にとってインパクトある思い出になると思います。
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