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子どもと海外移住を考えたら読んでほしい「下見・試住ガイド」

2025年5月5日
宮下なみ子 (ジョージア)

3冊目になるKindle本。マニアックすぎるテーマですが、刺さる人に届けば嬉しい!

新刊『子どもと海外移住:下見・試住本』を出版しました!

こんにちは。このたび、3冊目となるKindle本『子どもと海外移住:下見・試住したい人のための本』を出版しました。

3年半のジョージア生活を経て、現在はスペイン移住の準備を進めている私たち。その過程で改めて痛感したのが、「いきなり移住するリスク」と「下見や試住の大切さ」でした。

この本では、移住先の決め方、下見で見るべきポイント、現地で確認しておきたい暮らしの細かい部分まで、実体験をもとに具体的にまとめています。

もし今、海外移住に興味を持っている方や、子どもの教育のために環境を変えたいと考えている方がいらっしゃったら、ぜひご一読ください。Amazon.co.jpからご覧いただけます。

海外移住を考える際、「まず移住してみて、だめなら帰国すればいい」と考える方も少なくありません。ある意味ではそれも正解ですが、それは最終手段であり、気軽に帰国して良い話ではないと私は思います。

独身の人やカップルならそれでも良いでしょう。しかし、子どもと一緒に移住するとなると、移住失敗のリスクはかなり大きなダメージになります。

ここでいう移住失敗とは、「移住したものの、1年程度で日本に帰国することになった」状態のことを指します。

家族への負担、経済的損失、精神的なダメージ、移住すると伝えていた友人・知人への説明のストレス、処分した家具・家電を再び買い直したり、家を再契約したり…。想像しただけで恐ろしいです。

このリスクを避けるためには、シンプルですが「数か月だけ住んでみる」という短期滞在(試住)をすることです。

そして、その「試住」の精度・満足度を上げるには、ポイントを押さえた「下見」を行うことが必要です。

 

実体験から得た下見と短期試住の大切さについて

南スペインの「白い町」アルコス・デ・ラ・フロンテーラにも下見へ

ジョージアからだと新幹線くらいの交通費で行けるのもあり、私たちはスペイン移住に向けて何度もスペインへ下見に行きました。

また、フィリピンとジョージアで企画・主催している、下見・試住をしたい人向けのイベント「移住下見ツアー」「夏休み短期留学サポート」で、たくさんの海外移住希望者と出会いました。

その経験の中で、「下見の時に見るべきポイント/やるべきポイント」は間違いなくあると感じました。下見をして実際に移住の夢を叶える人と、そうではない人。両者には明確な違いがあります。

本書では、「価値観の確認」「情報収集」「下見の計画」「実際の下見時に見るべきポイント」「短期滞在(試住)のポイント」「下見・試住後の決断」「実質的な準備」というフェーズに分けて、どう動くべきかを丁寧にお伝えしています。

例えば、「下見の際にチェックすべきポイント」としては、「住居周辺の治安」「子どもの遊び場」「現地の医療体制」「ゴミの様子」など、12項目に分けて解説し、それぞれ3つ以上のチェックリストも用意しています。

また、実際に海外移住した人や、下見ツアーに参加した人のアンケートも収録しており、全部で98,000文字のボリュームとなりました。

「海外移住の下見」というマニアックすぎるテーマなので、絶対にベストセラーにはならないと思いますが、海外移住したい人や興味がある人には、きっと役立つのではないかと思います。

リアルタイムでスペインへ下見をし、ビザ申請をしている中で、今の気持ちを忘れないためにも、不安を含め、今・この時しか書けない内容になりました。

次のページ人生はステップアップ。段階的に進む海外移住のススメ

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