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古き良き企業文化、ベトナム社員旅行がもたらしてくれるもの

2025年6月9日
大野由佳 (ベトナム)

年に一度の特別なイベント

Xin chào!(シンチャオ)こんにちは!ベトナム・ホーチミン在住のグローバルキャリアコーチ、Yukaです。

前回のコラムでも触れましたが、5月からベトナム現地企業での勤務をスタートしました。

これで東南アジアで働くのはシンガポール、タイに続き3か国目。ベトナムではどんな体験が待っているのか、日々楽しみながら働いています。

そんな中、入社してすぐに社員旅行があるというので、早速参加してきました。

日本では少し古い企業文化と思われがちな社員旅行ですが、東南アジアでは今も大切にされている社内イベントの一つです。

ベトナムやタイでは福利厚生の一環として、年に一度の特別な行事として定着しており、「家族参加OK」という企業も多く、毎年の恒例行事として楽しみにしている社員も少なくありません。

私たち家族も、これまで何度か一緒に参加しています。

ベトナムではもともと、家族のつながりや上下関係を大切にする文化が根付いているため、職場の肩書きを超えて交流できる場としての社員旅行は、社員同士の結束を強める貴重な機会となっています。

一年の成果を労い合い、次の一年に向けてリフレッシュする時間でもあるのです。

 

アクティビティで一体感あふれるベトナム流

今回の社員旅行の行き先は、ホーチミン市から車で約3時間の「ブンタウ(Vung Tau)」というビーチリゾート。

私の勤務する会社はハノイ、ダナン、ホーチミンと拠点が分かれているため、普段なかなか直接顔を合わせられないメンバーとリアルで交流できる、まさに絶好の機会です。

私の上司もハノイ勤務なので、この旅行で初めて対面できたのは大きな収穫でした。

旅行中の目玉の一つがチームビルディング・アクティビティ。軽いレクリエーションかと思いきや、まるで運動会のような本格的なチーム対抗戦で、若手に混ざって私も汗だくに!

普段は物静かなメンバーがリーダーシップを発揮するなど、職場では見えない一面に触れられる時間となりました。

会話が自然と生まれ、距離が一気に縮まるこの体験は、やはり対面ならでは。オフィスとは違う空間で、心から人と人がつながれることを改めて感じました。

 

ベトナムらしいGALAディナーの盛り上がり


夜のお楽しみは、GALAディナー。毎年テーマに合わせたドレスコードがあり、皆おしゃれしてホテルの宴会場に集合します。

始まる前から「モッ・ハイ・バー・ヨー!(1、2、3、乾杯!)」の掛け声があちこちで響き渡り、まさにベトナムらしい自由で賑やかな雰囲気に包まれます。

宴もたけなわになると、乾杯の掛け声もテンポアップ。「ハイ・バー・ヨー!ハイ・バー・ゥオン!」とリズムよくコールが続き、会場全体が一体に。

最後は、お決まりのカラオケ大会で盛り上がり、自由解散で初日は終了。

形式ばらず、自由に楽しむスタイルが、ベトナム文化そのものだと感じました。

翌日は、社内で行われる東南アジア地域対抗バドミントン大会の予選が開催され、ゆっくりはしていられません。

ベトナムでは、バドミントンはサッカーに次ぐ人気スポーツです。上位6名は中国で開催される決勝戦に進めるということもあり、選手たちは本気モード!

私は観戦だけでしたが、その実力にも圧倒されました。

 

社員旅行を通して見えた「つながりの力」

社員旅行を通して私が最も感じたのは、「対面で言葉を交わす大切さ」です。

画面越しでも仕事はできる時代ですが、信頼関係を築くには、直接会って笑い合う時間こそが土台になります。

今回の旅で生まれたつながりが、これからの仕事の土台になっていく。そう実感できる2日間でした。

次回の社員旅行では、また新たな出会いやつながりが生まれることを楽しみにしています。

ベトナムでの生活や日々の学びは、Instagramアカウントでも発信しています。現地からリアルな気づきをお届けしていきます!ぜひこちらもフォローしてくださいね。

Written by 大野由佳(ベトナム)

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