こんにちは。アメリカのカリフォルニア州でサイコセラピストとして、日本人やアジア系の女性に向けたメンタルケアやセラピーを提供しているYukoです。
海外に暮らしていると、日本では感じなかった、なんとなくの不安やさみしさ、心がざわざわするような感覚にふと気づくことはありませんか。
「毎日普通に生活しているはずなのに、なんだか心が落ち着かない」
「今現在、特に大きな問題があるわけじゃないのにな」
「将来を考えると何だか不安になってくる」
そんなふうに感じているのは、あなただけではありません。
これは、海外生活特有のストレスによって心が疲れているサインかもしれません。
その感覚は、海外滞在の長さに関係なく、さまざまな形でやってくるものです。
オラクルパーク(サンフランシスコジャイアンツ球場)からの眺め
「パートナーとの喧嘩が絶えない、すぐに口論になる、寄り添えない…」
そんな時も、実は問題はパートナーではなく、海外生活で無意識のうちに積み重なってしまった、あなたの中にあるストレスや不安が原因かもしれません。
言葉の壁や文化の違い、頼れる人の少なさ、「しっかりしなきゃ」と頑張り続けている状態。そういった日々の積み重ねが、じわじわと心に影響を与えているのです。
「自分では気づかなかったけど、話してみたらずっと我慢していたことに気づいた」と話すクライアントさんは少なくありません。
自分の気持ちや本当に望んでいることが分からなくなっている時に、「なんとなく不安・孤独・さみしい」が現れます。
海外で暮らすというのは、新しい挑戦であり、刺激に満ちた素晴らしい経験です。
その一方で、「異文化適応ストレス(カルチャーショック)」と呼ばれる心の負担を抱える人も少なくありません。
多くのカルチャーショックは、海外で暮らし始めてすぐに起こると想像しやすいでしょう。
しかしながら、海外生活が長くなればそのストレスがなくなるわけではなく、長期滞在だからこその不安やストレスも生まれます。
・英語や現地語で気持ちがうまく伝えられない
・言語的困難やストレスが仕事や生活に支障をきたす
・現地の人との距離感がつかめず疲れる
・自分の常識が通じない場面に戸惑う
・「分かってくれる人がいない」と感じる孤独感
これらの経験は自分でも気づかないうちに、「自分はここにいていいのかな?」という不安感へとつながっていきます。
そんな時には、自分をケアする時間を意識的につくることが大切です。
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