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自分の市場価値を知って海外転職を有利に進める方法

2025年6月23日
ブレナー真由美 (アメリカ)

自分の市場価値、正しく理解している?

こんにちは。海外転職キャリアコーチ@南カリフォルニアのブレナー真由美です。さて、今回は海外転職活動を開始する前に大切な「自分の市場価値を知る」ことについて共有したいと思います。

海外転職活動を始める前に最も重要なのは、自分の市場価値を正しく理解することです。

自分のスキルや経験が、海外の企業や市場でどのように評価されるのかを知ることで、適切なキャリア戦略を立てることができます。

転職活動において、これまでご自身の市場価値を確認したことはありますか?

人材エージェントが市場価値を判断する簡単なテスト形式のツールを用意している場合もありますし、リクルーターと話すことで市場価値を知ることもできます。

転職を考えていなくても、2〜3年に一度はリクルーターと話すことがとても大切です。

海外、特に欧米圏では、リクルーターと密に連絡を取り合っている人が多く、リクルーターも積極的にお茶でも飲みながら人材へアプローチをするケースが多く見られます。

 

海外市場での自己理解の重要性

日本国内で自身の市場価値をある程度理解していても、海外転職となると事情は異なります。

あなたが海外転職を考えた時、実務経験・語学力・学歴や資格など、転職を希望する国の市場を知らないために、何社応募してもまったく返事がないというケースは少なくありません。

その大きな理由は、転職を希望する国の市場を調べずに、自分の気持ちだけで転職活動をしていることにあります。

まずは、転職したい国の市場を知ることが大切です。

すでに市場が自分に合っていると思う方は、さらにその国での自身の価値を高める方法を模索し、採用担当者が「この人を採用したい」と思うような人材として積極的に転職活動を進めていきましょう。

 

自分の市場価値を知るべき理由

海外転職を成功させるためには、以下の3つの理由から市場価値を理解しておくことが重要です。

1.適切な転職先の選定

自分のスキルがどの国や都市で最も評価されるのかを知ることで、転職活動の方向性を明確にできます。

すでに転職を希望する国が定まっている場合には、その国で自分のスキルや経験が通用するのかをリサーチしましょう。

通用する場合にはその国で転職活動を開始し、難しい場合には他の国の選択肢も考えることが大切です。

2.交渉力の向上

市場価値を理解していれば、給与や待遇の交渉を有利に進めることができます。

「就労ビザがない状況で、自分の条件希望を伝えても良いのか?」と聞かれることがありますが、ビザを取ってでも採用したいと思われる人材であれば、条件交渉はもちろん可能です。

ただし、日本の現職の条件をベースに話をすると、事情が異なる場合があります。その国の給与相場が日本と変わらないのか、異なるのかを理解しておくことが大切です。

まずは、転職を希望する国で自分と同様の実務経験、学歴、資格を持つ人材がどの程度の待遇を受けているのかを確認し、市場相場を把握した上で交渉を行いましょう。

給与相場を調べるには、人材エージェントのホームページにある求人情報を参照したり、LinkedInでリサーチしたりするのが有効です。

3.キャリアの長期的な戦略立案

現時点での自分の価値を把握することで、将来的にどのスキルを伸ばすべきかが明確になります。

もし現在のスキルで転職が難しい場合には、実務経験年数を積む、語学力を高める、IELTSなどのスコアを上げる、資格を取得する、大学院に進学するなどの選択肢があります。

目指す国に合わせた準備をしていきましょう。

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