私の長期コーチングでは、このスキルの棚卸しをワークを使って進めていきます。
海外での市場価値を正しく評価するために、自分のスキルや経験を以下のステップで整理しましょう。具体的な業務で使用する技術的スキルや専門知識をリストアップします。たとえば以下のような項目です。
・業界特有の知識(会計、マーケティング、エンジニアリング、法律など)
・使用可能なツール・ソフトウェア(Excel、Python、SAP、Adobe Creative Suite など)
・語学力(TOEIC、IELTS、ビジネス英語スキル)
・リーダーシップ(チームマネジメント、プロジェクト管理)
・問題解決力(課題の発見、解決策の提案)
・異文化対応力(異なる価値観を持つ人々と協働できる能力)
・売上向上(「前年比20%の売上増加を達成」)
・コスト削減(「新プロセス導入で年間500万円のコスト削減」)
・プロジェクト成功実績(「グローバルプロジェクトをリードし、〇〇の成功を収める」)
過去の職務経験を振り返り、成果をできる限り数値で表しましょう。ここでは、個人の実績だけでなく、チームとしての実績も示すことで、協調性をアピールできます。
日本国内で評価されるスキルでも、海外では必ずしも同様に評価されるとは限りません。グローバル市場で求められるポイントを理解することが大切です。
海外では「ゼネラリスト」より「スペシャリスト」が高く評価される傾向があります。自分の専門分野を深く掘り下げ、その分野での実績を明確に伝えましょう。
単に英語を話せるだけでなく、ビジネスの場面で論理的に意見を述べたり交渉したりできるスキルが求められます。TOEICやIELTSのスコアだけでなく、実践的なコミュニケーション能力を高める努力が必要です。
異なる価値観や働き方に柔軟に対応する能力も重要です。特にチームワークを重視する企業では、文化の違いを理解しながら協力できる人材が歓迎されます。
前述の通り、自分の市場価値を確認するために以下のアクションを実践してみましょう。
LinkedInやIndeedなどの海外求人サイトを活用し、自分の職種やスキルがどの程度の給与で募集されているのかを調べましょう。
業界のカンファレンスやオンラインコミュニティ、LinkedInでの交流を通じて、実際に海外で働いている人や同じ分野で活躍している人とつながりましょう。
彼らのキャリアパスやスキル、現在のポジションなどを知ることで、自分との違いや強み・弱みを客観的に把握できます。
海外では、リクルーターと定期的に話をするのが一般的です。
彼らは市場の最新情報に精通しており、あなたのスキルがどの程度通用するか、どのようなポジションがあるかなど、リアルな視点を提供してくれます。
2〜3年に一度は、自分の市場価値を確認する機会としてリクルーターと話すことをおすすめします。
自分の市場価値を知ることは、海外転職を成功させるための第一歩です。
しかし、それだけではなく、自分の価値を高め続けることも大切です。
市場価値は常に変化します。現在の自分の強みや課題を把握した上で、必要なスキルを磨き、情報を集め、行動を起こしていきましょう。
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Written by ブレナー真由美(アメリカ)
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