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挑戦することに意味がある!美容師としてアメリカに飛び込んだ私のストーリー

2025年7月25日
北村友香里 (アメリカ)

アメリカで大好きな美容の仕事をすることが夢になった

こんにちは!北村ゆかりです。現在はアメリカのフィラデルフィアとニューヨークを拠点に美容師として活動しています。日本に一時帰国した際にもサロンワークをしています。

私は子どもの頃からの夢だった美容師になり、関西のサロンで9年間働きました。イベントや撮影現場のヘアも担当させてもらい、仲間とともにやりがいのある日々を送っていました。

そんなある日、美容師3年目でロサンゼルスを訪れる機会がありました。

空港に降り立った瞬間から、空気の乾いた感触や光の強さ、街並みや人の雰囲気など、すべてが新鮮で心が動かされました。

「ここで暮らしたら、どんな毎日になるんだろう」「アメリカで美容師をしたら、どんな感じなんだろう」。そんな想いが芽生えました。

その後、再びロサンゼルスを訪れたことで、漠然としていた気持ちが、より具体的な夢へと変わっていきました。

 

一歩踏み出すまでの迷いと決意

とはいえ、実際に海外で生活することは、簡単に決断できることではありませんでした。

日本で積み重ねてきた仕事やお客様との関係を手放すことは、私にとって大きな挑戦でした。

でも、「やらなかったことへの後悔」を将来抱えるのが怖くて、完璧な準備が整っていたわけではありませんでしたが、「まずは行ってみよう」と思い切って一歩を踏み出しました。

なぜか英語が話せないことに対しては、あまり不安を感じていませんでした。

家もない、知っている人もいない、英語も話せない、そんな状態でしたが、インスタグラムで働きたいサロンに直接連絡を取り、就労ビザを取得して渡米しました。

 

本を通して見えた、挑戦と成長の意味

アメリカに飛び込んだ私の背中を押してくれた一冊があります。キャロル・S・ドゥエック著『マインドセット 「やればできる!」の研究』です。

私を励ましてくれたのが「失敗は成長のチャンスである」という考え方。私はもともと挑戦したい気持ちは強いけれど、怖がりな性格です。

「失敗したらどうしよう」「うまくいかなかったら恥ずかしい」と悩んで、動けなくなることも多くありました。

でも振り返ると、そんな私でも、やりたいと思ったことには少しずつ挑戦してきたように思います。

渡米後は、戸惑うことも思うようにいかないことも多くありました。

たとえば、英語が話せないままアメリカに来たので、「変なことを言ったらどうしよう」と人と話すことが不安でした。

でも、「単語だけでも伝えよう」と少しずつ話しかけるうちに、通じる喜びが生まれ、自信につながっていきました。その一つ一つの経験が私を少しずつ強くしてくれました。

本の中で紹介されていた「固定マインドセット」と「成長マインドセット」という考え方にも支えられました。

「能力は決まっている」と考えるのではなく、「努力や経験で伸ばせる」と信じる姿勢が、人を本当に成長させるのだと実感しました。

挑戦するのは怖い。でもそれは、自分に伸び代がある証拠です。怖さの中にこそ、自分の成長のヒントが隠れていると思います。

 

飛び込んだからこそ得られたもの

「あの時、とりあえず行ってみよう」と踏み出した自分を、今では心から褒めてあげたいと思います。

アメリカにはさまざまな価値観を持つ人がいて、言葉や文化が違っても、美容を通じてつながることができる。そのことに感動する毎日を送っています。

私は「アメリカで働く」という夢を叶えたことで、新たに「こうしてみたい」という次の目標が生まれ、そこに向かってまた進み続けています。

「やってみたいけど不安」「自信がないけど挑戦したい」と感じている方へ。

やりたいという気持ちがあるなら、迷っていても大丈夫!怖がりでも、少しずつでも動き出してみてください。

動き出してみることがきっと自分の成長につながります。「やればできる」と信じられる自分になれるはずです。

その先には、想像もしなかった景色や人との出会い、自分の新しい一面が待っているかもしれません。

私の経験が少しでもあなたの応援になればうれしいです。

Written by 北村友香里(アメリカ)

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