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やりたいことを実現するための「最初のはしご」を立てよう

2025年11月5日
北村友香里 (アメリカ)

最初は「いつかできたらいいな」から始まった

私は日本からアメリカに行く前、「いつか海外で美容師として働けたらいいな」と漠然と思っていました。

でもその頃は「やってみたいなぁ」とは思っているものの、具体的な行動にはつながっていませんでした。

何年か経ち、「後悔しないように、やってみよう」と決めた時、初めて現実的に「個人でアメリカに行くには何が必要か」を考え、準備を始めました。

その結果、会社を辞め、フリーランスで美容師をしながら渡米の準備をするという選択をしました。

この期間は、私にとって新たな学びの連続でした。

自分で計画を立て、行動に移す経験は、後に必ず自分を支える力になったと感じています。

 

トライ&エラーを繰り返して経験を積んでいく

渡米後は、すべてがゼロからのスタートでした。英語はうまく話せず、文化も習慣も分からない中で、お客様に自分を知ってもらうためにいろいろな方法を試しました。

最初は不安や失敗も多かったですが、一つ一つを丁寧に取り組むことで、徐々に反応が見え始めました。

そして2年近く経った頃には、素敵なお客様にたくさん出会うことができました。

小さな行動の積み重ねが、確実に自分の未来につながることを実感した瞬間です。

その後、一時帰国が決まった時には、日本で新しく活動できるサロンを探し、帰国後は準備をしてサロンワークをスタートしました。

2年ぶりの日本での再スタートは、楽しみな気持ちと同時に、不安や緊張もありました。

けれど始まってみると、久しぶりにお客様にお会いして近況をお聞きしたり、新しいご紹介をいただいたりと、嬉しい出来事が続きました。

最初のドキドキを吹き飛ばすような喜びがあり、改めて感謝の気持ちが深まりました。

 

小さな準備でも、それは確実な一歩

何かを始める前は、怖かったり不安になったりすると思います。

大きな理想に一気にたどり着くことは難しくても、「まず一歩やってみる」ことで、次にやるべきことが少しずつ見えてくるのだと思いました。

たとえば「屋根の上に登りたい」と思った時、ずっと屋根のことを考えているだけでは進みません。

まずは、はしごを立てることを考え、少しずつ段を登る。それだけでも、一歩一歩が自分の成長につながります。

全部のはしごをいきなり完成させる必要はなく、目の前の一段に集中することで、次の一歩が自然と見えてきます。

 

無駄なことは一つもない

大きなことにいきなり挑戦するのは、誰にとってもハードルが高く、遠いことのように感じます。

でも、やりたいと思ったことに向けて少しでも行動を起こせば、それだけでその状況に近づくと思います。

分からないことがあっても、目の前のことに真剣に取り組み、自分のベストを尽くす行動を重ねれば、それは必ず自分の成長につながります。

そして、その経験は未来を形作る力です。無駄なことは何一つないと思います。

小さな一歩を大切にし、自分のベストを尽くすことで、少しずつ進める。

これからも、大変なことや難しい課題は出てくると思います。それでも、それらは自分の成長につながると信じています。

だからこそ、私はさまざまなことに挑戦してみたいと思うし、同じように、やってみたいことに向かって努力する女性たちを応援したいと思っています。

Written by 北村友香里(アメリカ)

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