
こんにちは。海外転職・グローバルキャリア戦略コーチのブレナー真由美です。
「MBAを卒業してから海外転職活動を始めた方が良いですか?」
これは体験セッションで非常によくいただく質問です。
向上心の高い方ほど、「まずMBAを取得してから」「資格を取ってから」「英語力がもっと上がってから」と考えがちです。
もちろん、学びは大切です。しかし、海外転職という観点から見ると、私はいつもこうお伝えしています。
MBAや資格取得と海外転職準備は、同時進行で進めた方が圧倒的に有利です。
実際、私がサポートしてきたクライアントの多くも、学びと転職準備を並行して進めた方が良い結果につながっています。

MBAや資格取得には大きな投資が必要です。特に海外MBAの場合、数百万円単位の費用がかかることも珍しくありません。
だからこそ、「まず学位を取ってから転職活動をしよう」と考える方も多いでしょう。
しかし、実際にはMBAを取得したにもかかわらず、
・希望するポジションに届かない
・資格を活かせる企業が見つからない
・思ったほど待遇が上がらない
というケースも少なくありません。
問題は学びそのものではなく、その学びをどのようなキャリアにつなげるかが明確になっていないことです。
また、私は体験セッションで必ず質問します。
「なぜMBAを取りたいのですか?」
すると、意外と多いのが、「キャリアアップのため」「将来のため」という漠然とした答えです。
もちろん、間違いではありません。しかし、
・どの業界を目指すのか
・どの国で働きたいのか
・どのポジションを狙うのか
が明確になっている人ほど、学びを成果に変えやすいのです。
資格も同じです。取得することが目的ではなく、その先のキャリアをどう描くかが重要です。

資格取得後に転職準備を始めるよりも、数年単位で早くキャリアチェンジに近づけます。
MBAや資格で学んだ内容を、レジュメや面接で具体的に語れるようになります。知識が「学んだこと」で終わらず、「実践したこと」に変わります。
転職準備と並行することで、勉強の目的が明確になります。不安よりも行動が先に出るようになります。
MBAで得られる最大の価値の一つは人脈です。世界中のクラスメートや卒業生とのネットワークは、将来の転職やキャリア形成にも大きな影響を与えます。

実際のクライアント事例を下記に2例紹介します。
SさんはイギリスのMBAに通いながら転職準備を開始しました。
MBAでのディスカッションやプレゼンテーション経験が英語面接にも活かされ、最終的にはGAFA企業の会計部門ヘッドとして採用されました。
Tさんはプロジェクトマネジメント資格の取得、英語学習、転職活動を同時進行で進めました。
優先順位を整理しながら進めたことで、資格取得だけで終わらず、希望条件に近い海外転職を実現しました。

MBAや資格は大きな武器になります。しかし、その価値を最大化できるキャリアにつながらなければ、本来の意味での投資回収は難しくなります。
「学び」「キャリア戦略」「転職準備」を切り離さずに考えることが大切です。
MBAや資格取得はゴールではありません。その先にあるキャリアを実現するための手段です。
だからこそ、
・学びながら
・市場を知り
・自分の強みを整理し
・転職準備を進める
この同時進行が、最も効率的で成功確率の高い方法だと私は考えています。
もし今、「MBAを取ってから動こう」「資格を取ってから考えよう」と思っているなら、一度立ち止まって考えてみてください。
本当に必要なのは資格そのものではなく、その資格を活かしてどんな人生・キャリアを築きたいのか、ということなのかもしれません。
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Written by ブレナー真由美(アメリカ)