
こんにちは、美容師の北村友香里です。前回のコラムでは、ハイライトカラーのデザインについて書きました。
今回は、その中でも地毛にハイライトを入れるスタイルについてご紹介したいと思います。
地毛を活かしたハイライトは髪が伸びても気になりづらく、その人の個性を活かした雰囲気を作っていくことができます。
いつも髪全体をワンカラーで染めていたお客様。カラーをした直後はとても綺麗なのですが、時間が経って地毛が伸びてくると、どうしても根元が気になってきます。
そこで、地毛を残したままハイライトを入れるカラーをご提案しました。髪全体を染めるのではなく、もともとの地毛をベースとして残し、その中に明るい毛束を作っていく方法です。
私がアメリカで美容師として働いていた時、このようなカラーをしているお客様が多くいらっしゃいました。
海外ではブロンドやブラウンなどのベースにハイライトを入れたり、根元の地毛を残したりするカラーが多いです。
海外でさまざまなヘアスタイルを見る中で、「カラーは全部染めなくても楽しめるんだ」と学びました。
それから日本のお客様にもこの方法をご提案するようになって、とても感じるのが「髪が伸びても気になりにくい」というメリットです。

髪全体を染めると、時間が経った時に地毛とカラー部分の境目が出てきます。
特に明るいカラーにしている場合は、根元の暗さが目立ちやすく、「そろそろ染めないと」と感じることもあります。
一方、地毛を残したハイライトなら、最初から根元に地毛がある状態なので、髪が伸びても境目が目立ちにくくなります。
ハイライトも一緒に伸びていくため、時間が経つことで自然な陰影が生まれていきます。カラーをした直後だけではなく、1ヶ月後、2ヶ月後の髪もデザインが楽しめます。
実際にこのカラーに変えたお客様から、「前は根元が伸びると気になっていたけど、今は気にならずずっとオシャレ」「美容室に行く間隔を空けられるようになってすごく楽」と言っていただきます。
美容師として、お客様に頻繁にご来店いただく方がいいのではないかという考えもあると思いますが、私はサロンから出た後の髪の毛をずっと長く楽しんでもらえているのが嬉しいです。
いつもカラーでご来店だった方が、地毛にハイライトをしてからは頻繁に染めなくてもいいので、カットとトリートメントでヘアケアメンテナンスをされます。
そして、この方法を続けていけばいくほど、どんどん髪のクオリティが上がるので、お客さまも楽しんで髪の毛を育ててくださいます。

毎月カラーを楽しみたい方もいれば、なかなか美容室に行く時間を作れない方もいます。
ですので、カラーをする時には「染めた直後にどう見えるか」だけではなく、「時間が経ったらどう見えるか」を考えていけたらと思っています。
例えば、ハイライトを入れる位置や量によっても、伸びた時の見え方は変わります。
・細かく入れるのか、少し太めに入れるのか。
・顔周りを明るくするのか、全体に散らすのか。
・どのくらい地毛を残すのか。
同じハイライトでも、デザインによって雰囲気やその後の楽しみ方は変わります。
私はお客様の希望する色だけではなく、「どのくらいの頻度で美容室に来たいか?」「普段、髪にどのくらい時間をかけられるか?」ということも大切にしています。
忙しい毎日の中では、その時間を頻繁に作ることが難しいこともあります。
そんな時に、「美容室に行く回数を減らしても綺麗でいられる」という選択肢があると、毎日が楽しめると思います。
今後どんな雰囲気にもっていきたいのか。髪が伸びた時にどう見せたいのか。そこを考えてスタイルを選ぶこともできます。

私がこのスタイルが好きな理由は、なんと言っても「だれでもオシャレに、そして個性が出せる」からです。
簡単に髪をまとめたりしてもデザインが映えて素敵ですし、ストレートヘアでも軽く巻いてもかっこよく決まります。
普通のデザインに飽きた方は、海外っぽいデザインを試してみると楽しいと思います。
そして、ハイライトを繰り返すごとに美しくなります。
その理由は、ベースの地毛が育つことでコントラストが楽しめるようになったり、1回目に入れたデザインと2回目に入れたデザインが混ざってより深みが出るからです。
ハイライトの入れ方によっては明るいカラーを増やしてたり、逆に暗めのカラーを増やしたりと、印象の変化も楽しむことができます。
メンテナンスとしては、紫色のパープルシャンプーで週に1回色味の調整をすると綺麗です。
ハイライトを入れる周期は年に1回か2回がおすすめです。その間に、毛先を整えるカットをするとカラーをしなくてもスタイルが復活して見違えます。
同時にトリートメントでしっかり保湿して栄養を与えると、髪の毛がツヤツヤになって美しい印象になります。
海外っぽい雰囲気が好きな方、髪の毛に動きがほしい、印象をかえてみたい、髪の毛が茶色に褪色するのをおさえたい、カラーの根元が気にならないようにしたい。
そんな方にぜひおすすめです!よかったら、私のインスタグラムも見てみてくださいね。
Written by 北村友香里(日本)