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”素のじぶんに戻りじぶんを愛する習慣を持つ” まりこラベンダージョーンズさん(イギリス)

2019年9月20日

完全に引っ越しが完了するまでは分からない


事務局:まりこさんが海外に出られたきっかけを教えていただけますか?

まりこ:まず最初に海外に住んだのは、大学2年生の途中からの交換留学です。イギリス・カンタベリーに1年間滞在しました。

事務局:いかがでしたか?

まりこ:とても充実していました。初めての海外生活だったので大変なこともありましたが、留学生同士助け合いながら色んな経験ができたと思います。

事務局:海外にはいつ頃から興味を持っていましたか?

まりこ:家がクリスチャンなので子ども時代から思春期まで教会に通っていて、そこで知り合った横須賀ベース(米海軍)在住の奥さんに英語を習ったことから海外への関心がより具体的になっていったと思います。

あと、父は戦争中に台湾で生まれ育ち、10歳の終戦で初めて日本へ引き揚げてきたことや母もカナダ留学した奨学生だったこと。母の親戚も母の生まれる前中国大陸に行っていたとか、日本以外の視点を持った両親だったので、それも海外に興味を持った理由かもしれません。

事務局:なるほど、海外が身近で理解のあるご家庭でお育ちになったのですね。その環境の中で具体的に行動を起こしたのが大学生の時のイギリス留学。日本に帰国後は、大学を卒業されてどんなお仕事をされていたのですか?

まりこ:日本駐在の方々に日本語を教える仕事をしていました。なので、日本に戻ってきてからも海外はとても身近でした。その後日本で主人と出会い、結婚しました。

事務局:ご主人は日本にはどのくらい駐在されていたのですか?

まりこ:もともと2年間の駐在契約で来ていたのですが、結果的には11年間になりました。その間に3人の子供を日本で出産しました。

事務局:そして、その後シンガポールへの駐在。

まりこ:はい、日本で婚約していた時から「あと数年でイギリスに帰国する」とは言われていたのですが、次の行き先はシンガポールでした。最初は2年間の予定だったのですが、結果的には11年間に。偶然ですが、日本と全く一緒!

事務局:11年というとかなり長いですが、予定の2年を過ぎた後はいつ引っ越しになるかもしれないという状況ですよね?そういう環境は大丈夫でしたか?

まりこ:まぁ、いつかは引っ越すという心づもりはあったので。でも、一度イギリスに帰国するという話がかなり本格化して、準備を始めていたのですが、結局はシンガポール延長。「完全に引っ越しが完了するまでは分からない」ということを学びました。

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