ティーンエイジャーの子供たちに「まだ?」と言われながら
ロ:さて、さと子さんのモットーは「人生を楽しむ」とのことですが、もともとそういう考え方だったのですか?
さ:「物事の見方は一つじゃない」っていうのは昔からあったかもしれません。「コップに入った半分の水をまだ半分とみるか、あと半分とみるか」っていう話ありますよね。
幼い頃から父からそういう話を聞く機会が何度かあって、同じ物事なら楽しくあるほうがいいなと考えていました。それでいうと私は父の影響を大きく受けているのかも!?父も「何とかなる、なるようになる」の人でしたから(笑)
ロ:初めてさと子さんが親元を離れて東京に出る時に、「空は繋がっているから」と励ましてくれたお父さんですね。
さ:ははは、そうです。あとは自分が「楽しい~!!最高!!」って人や本や経験をかみしめる度に幸せを実感できているからかもしれません。
ロ:さと子さんは現在コミュニケーションコンサルタント、ライフコーチとして活躍されていますが、目指すきっかけはどんなことだったのでしょう?
さ:以前は全然ちがう業種だったのですが、社内でのチームマネジメントや子育てでも、彼らのモチベーションを上げるためにどうしたらいいかと考えていた時にコーチングに出会い、本格的に勉強しはじめました。
ロ:コミュニケーションに特化している理由は?
さ:もともとコミュニケーションが得意で、いわゆる難しいと言われている人でも普通に付き合えます。「よくあの人と付き合えるね」と言われたりしても、良い所にフォーカスできるのでネガティブな感情があまり湧かないんです。
平面的にとらえず、多面的にとらえる、見方を変えてみることでコミュニケーションがぐっと楽になるよ、とその方法をコーチングの手法を用いてお伝えしています。
ロ:コミュニケーションは人生において大切なものですからね。せっかくだからお互い気持ちの良いコミュニケーションを取りたいですよね。どうやったらコミュニケーションの達人になれますか?
さ:まず笑顔でいることが基本かな。笑う門には福来たるではないですが、やはり笑顔でいる人には話しかけやすいというか、情報とか人が集まってきやすいんですよね。
ロ:なるほどー。
さ:あと私は早々に自分の失敗談をしますね。まず自分のお腹を見せるというか。
ロ:それは国籍や文化が違っても効くんですか?
さ:基本的にそうですね。人はそのときの感情とセットでその人の印象を作るので、楽しい時間を過ごした=あの人は楽しい人というイメージになりがちです。そうなるとコミュニケーションはぐっと楽になりますよ。
ロ:笑顔でいるだけならちょっと気をつけていればできそうなので、私もやってみよう。
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