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”取り残される子供達が一人でも減るように” 栗山さやかさん(モザンビーク)

2021年5月29日

さやかさんの著書。現地での活動の様子やさやかさんの素直な気持ちが詰まった本

葛藤を繰り返して前進し続けるアシャンテママ

事務局:それは当然だと思いますよ。とはいえ、その後もモザンビークやマラウィに行き来されているんですよね。

さやか:はい、家族の理解を得て2019年は半年間、去年は1か月間、一人で行ってきました。それ以外の期間は遠隔で、現地のスタッフ達とやり取りしています。

現在アシャンテママは、モザンビーク北部、その隣国のマラウィ南部の2か国4か所で合計820名ほどの子供達への教育支援を行っています。今年からはモザンビークにある難民キャンプでコンゴ民主共和国などからの難民の両親を亡くした子供達への食料支援も行っています。

難民の子供たちへの支援は今年始めたばかりなので、私自身勉強しながら少しづつ進めています。アシャンテママの活動も継続できていますが、もっといい方法があるのではないか、今何をしたら一番いいのか、といつも模索しています。

当初は現地でお金を生み出して現地の子供達のサポートができるシステムを作りたかったのですが、全て失敗に終わってしまいました。現在もご寄付のおかげで活動を続けさせていただくことができています。活動が続けられているだけでもとてもありがたい事です。

「いただいたご支援をいかに困っている子供たちの本当にためになるように使わせていただくか」「どういった形が厳しい環境に暮らす子供たちにとって最適なのか」を考え続けて、気付いたら12年近く活動を続けさせていただくことができました。

事務局:さやかさんのその姿勢はブログからよく伝わっています。活動内容や子供達の様子がよく分かりますし、寄付している方達もアシャンテママの一員として、子供達のサポートに貢献しているという実感があると思います。最後に、世界ウーマンの読者へ向けて一言いただけませんか。

さやか:世界情勢、仕事環境、家庭環境なども刻々と変わり、大変なことも多い日々のことと思いますが、どうぞ無理をしすぎないで、ご自身の心と体を大事にしてください。

事務局:さやかさんならではの優しい言葉ですね。本日はいろいろ聞かせていただきどうもありがとうございました!

栗山さやか
NPO法人「アシャンテママ」ファウンダー

アシャンテママ[Website]
https://www.achantemama.org/

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